『ストレートライン』
シンプルな真っ直ぐのラインは、いろいろとアイデアを組み込むことができます。
また、他のラインよりも制作が易しいこともあり、人気があります。
標準サイズ(幅:3.0mm、厚み:1.5mm)
『V字ライン』
指に自然にフィットしながら、指を長く美しく演出します。
最近では、左右のラインを変えることで、シャープな中にエレガントさを漂わせたデザインもあります。
『S字(ウェーブ)ライン』
曲線は身につけた人の動きや角度で表情を変えます。
曲線の輝きの対比の美しさと指なじみの良さが人気です。
指輪の基本的なラインを知った後は、自分の指(手)に似合うものを選びましょう。
ここからは、指の特徴に合わせて、詳しく説明していきます。
デザインを選ばないと思われがちな細い指ですが、単純に細く華奢なデザインを選んでしまうと指にたしてリングが貧弱に見えてしまうこともあるので注意しましょう。
だからといってボリュームのあるものでは指が負けてしまいますので、選ぶポイントは「繊細なイメージ」のあるデザインということになります。
単なる迫力のあるデザインではなく、多少ボリュームがあっても繊細なイメージのデザインが良いです。
フラワーやハートなどの甘いモチーフもきっと似合うはずです。
短い指は、V字やU字ラインのデザインを選ぶと、指の付け根の位置がずらすことができて、長い指に見える効果があります。
同じようにウェーブラインも、流れに強弱が生まれ、動きがでてくるので、長さをカモフラージュできると思います。
逆に、ストレートラインや、ボリュームのあるものは指を余計に短く見せます。
もしも、ストレートラインを選ぶのでしたら、細めが良いと思います。
シンプルなものより、節部分に直接視線が行きにくい、変化のあるデザインの方が、節の太さやゴツゴツ感をカモフラージュしてくれます。
関節の太さで指のサイズが決定するため、指の根元はゆるくて回転することもあります。
その場合は、正面が決まっていないデザインや、ダイヤが一周しても気にならないデザインもおすすめします。
太い指は、細いアームを選んでしまうと、余計に指の太さを強調する場合があります。
ノーマルからやや太めのアームを選ぶと良いでしょう。
また、V字、U字、ウェーブなど、変化のあるデザインの方が動きがでるので軽く見えます。
避けた方がいいデザインは、太くてボリュームのあるものと極端に細いデザインです。
アームに透かし模様などが入っていたら、リングに軽さが出るので大丈夫かもしれません。
重ね着けしたい方は、ぴったりと2本の指輪のアームが重なるものよりは少し隙間があっても良いと思います。
大きい手や長い指は、比較的どんなデザインでもキレイに見える指です。
幅はやや太め、ボリュームのある華やかなタイプは、バランス良く、指先を美しく演出してくれるベストな相性です。
逆に、細く華奢だったり、控えめなデザインは、指に対して貧弱に見えてしまうので避けた方が良いかと思います。
もし、細く華奢なエンゲージリングが欲しい場合は、マリッジリングとの重ね付けでボリューム感を出しましょう。
洋服選びなどでは、「自分の好きなものと、自分が似合うものは違う。」ということをよく耳にします。
確かに、指輪でも同じようなことが言えます。
しかし、1番大切なことは、自分が気に入ることです。
正直、あっちの方が好きだけど、こっちの方が似合うと言われたから…と人の意見を鵜呑みするのは危険です。
もちろん、結果に満足されている方もたくさんいます。
でも、もし自分が好きなものを選んだとしても、結果に大きな差はないと思います。
手作り指輪の場合には、実際に指輪を身につけて確認することはできません。
できませんが、お世辞抜きにとても似合っていますし、本人も同じ気持ちです。
これが現実なのです。
もちろん、その結果には、プランナーとしての役割があります。
その人が好きな指輪を一緒に想像することです。
洋服などとは違い、指輪は毎日身につけ、ずっと身につけ続けるものです。
基本的には、10年、20年、30年…とずっと愛してもらえる指輪を考えます。
「自分の指に似合うデザインは?」
この答えは…
「自分がずっと身につけたいと思うデザインが、自分の指に似合うデザインです。」
最後に…
自分の指があまり好きではない方がいます。
自分からすれば、これはとても贅沢な悩みだとです。
まず、指があり、動かすことができることに感謝するべきです。
自分の指を大切にしてください。
毎日、あなたのことを支えてくれています。
指輪は、指へのご褒美であり、指輪を身につけることは、あなた自身が指を意識するきっかけを作ってくれています。
自分の指に似合う指輪探しに一生懸命になることは、決して悪いことではありません。
しかし、他の人からの似合う、似合わないという評価は、大した問題ではありません。
また、それによって、自分の指に自信を失くすことは、人生において無意味です。
日常生活で、指輪を身につけていることが、無意識(無関心)な行為になっているのが、実は大きな問題なのです。
なので、断言します!
「自分がずっと身につけたいと思う指輪が、自分の指に1番似合う指輪なのです。」