海外購入したブッラクパールのネックレスの留め金が壊れ、バラバラになり困っている

基本修理可能


今回のブラックパールのネックレス、修理は可能です。

 

留め金が壊れることはあっても、バラバラになるのはとても驚いたことと思います。 幸いにも、外出先ではなく、ご自宅での出来事だったこともあり、1粒も無くすことなく、拾い集められていました。

 

仮に、組み上げるとき、仕上げ長さのご希望があればそれに合わせて、1粒からご用意することもできます。※事前にお見積もりします。

修理の心得

バラバラの状態の場合、組み上げで気をつけていることは「連組」です。連組とは、真珠のネックレスは、形や色、テリ、巻きなど1粒1粒の品質を均一にすることで、美しさも価値も良くなります。その作業を言います。

 

しかし、ブラックパールの場合は、アコヤパールに比べ、均一領域は広域となります。ただ珠と珠を通すのではなく、真珠をひと粒ずつ並べ、真珠を見ながら並び順を変え、ネックレスの「連相」を合わせていきます。

 

連相とは、ネックレス全体の均一感を表す言葉で、並べ方を考えるというひと手間をとても大切にしています。今回については、連組は素材がすでに決まっているので、特に連相を大事に考えています。

黒蝶デザインネックレス
ワイヤー組み

留め金交換

留め金もまだ利用できましたが、取り外しが簡単にできる日本製の留め金に交換して頂きました。パーツの機能や豊富なデザインの中から選べます。

パーツ洗浄

組む前にキュービック入りのパーツを洗浄しました。隙間に入り込んだ汚れやキュービックに付着した汚れが落ちて、輝きが戻りました。

修理完了

セットで使用されていたブレスレットのゴムも伸縮の状況から、かなり消耗していたので、この機会に、ネックレスと合わせて交換させて頂きました。


定期的な糸、ワイヤー交換は必要

周期は、使用状況によっても異なりますが、メンテナンスは定期的に必要になります。しかし、「まだ、大丈夫」とついつい先延ばしする人も多いと思います。それでも良いと思います。もちろん、バラバラになるのは困りますので、気をつけてはください。糸やワイヤー交換の時に、よく聞かれますが「絶対に切れないものはありません。」もちろん、比較しながら丈夫な素材を選びます。また、糸のメリット・デメリット、ワイヤーのメリット・デメリットがありますので、ネックレスに合わせた方を選択して頂けるように、ご説明します。

 

今回バラバラになったネックレスは、購入した時と「連相」は異なります。連相が変われば、相手に新しいネックレスのような印象を与えます。デザインに飽きてしまったネックレスなどは、こういうアレンジをされると、またお持ちのジュエリーを楽しむことができますよ。