夏と指と指輪の関係

夏のトラブル


多くの方が間違った認識をしていることがあります。

それは、自分は金属アレルギーではないし、結婚指輪の素材もプラチナ、ゴールドを選んだので、金属アレルギーは起こりにくいはず。という思い込みです。

 

毎日ずっと指輪をつけていれば、ある日突然、指がかゆくなったり、水ぶくれができたり湿疹ができる可能性は誰でもあるのです。

 

とくに、真面目に家事や、子育てをする人は、水仕事も自然と増えてきます。そこに手湿疹を患う可能性があるのです。


手湿疹


手湿疹は、水仕事が原因で起こる手荒れです。主婦をはじめ、美容師や飲食店で洗い場を担当している方などに起こりやすい肌トラブルです。

水仕事によって皮膚の角質や皮脂が洗い流され、肌のバリア機能が落ちたとき、そこに刺激物や雑菌が侵入することで起こる湿疹です。

指輪と指の間に洗剤が残ったりすると、肌が真っ赤になり、かゆくなることもあります。かゆみがある場合には、水ぶくれにならないように心掛けましょう。

手湿疹の予防


予防には、指輪と指の間をしっかりと洗って拭くことが大切です。洗い物の時は指輪を外したり、ゴム手袋をつけたりするといった対策がおすすめです。また、指輪の有無に関係なく肌が弱くトラブルが起こりやすい方は、洗い物の前に食器の汚れをキッチンペーパーで拭き取るなどして、洗剤に触れる時間を短縮するための工夫をしましょう。また、洗剤を天然由来成分のものにするなど、肌の刺激が弱いものを使うのもひとつの方法です。

かゆみの原因


水仕事以外にも、汗で蒸れてかゆみが出ることがあります。汗の蒸れによって、金属の成分が溶けだし、金属アレルギーになることがあります。

特に、暑い日が続く夏の間は、手に汗をかきやすいです。結婚指輪を毎日安心して身につける秘訣は、こまめに指輪を洗ったり、指の汗を拭くことです。ちょっとした自分なりの習慣をみにつける工夫をしてみてください。

もし、おかしいなと異変を感じたら、自分で判断せずに、皮膚科を受診するようにしましょう。