POP UP
最近は「ポップアップ(POP UP)」の方が親しみやすいですが、緋銅作品を委託販売することとなりました。
委託販売については、2018年の三省堂書店神保町本店で開催された『新保町ふしぎ堂』『探究者の部屋』以来となります。
今回のポップアップについて
・オリジナル緋銅作品の展開
・現在の作品とポップアップ作品のデザインの線引き
・win-winの関係
・作品を通じて緋銅の魅力を伝える
・今後の委託販売の展開
作品の販売をお願いするので、重要となるのは緋銅作品でした。
その結果、新しい作品テーマとして選んだのが『ヒトカケラ』でした。
『ヒトカケラ』
銅板から必要な部分を切り出した後に残った端材。
小さくなったものや細長いものなど、もう作品作りの材料としては使えないと放置されたもの。
それらは、大きさも形も実に様々ですが、時に目を留めるものがあります。
「どことなく、見覚えのある形に見える」
「この形、好きかも」
不形(ぶなり)な端材を、その銅板と対話するような感覚で楽しみながら 自分の感性と直感を頼りに、技術を駆使してカタチにしていきます。
最後の工程の火入れ。
成功すれば作品、失敗すれば廃棄です。
緋銅の技法を使って復活させます。
決められた形ではなく、偶然できた端材から生まれた、抽象的な作品。
成功には何かしらの理由や意味が作品にあると信じています。
作り手の想いと手づくりの温もりが込められた 世界中を探しても同じものは存在しない一点もの。
それらは、見る人によって具体化された作品に生まれ変わります。
その人の想いに寄り添って、初めて作品としての価値が生まれる。
ヒトカケラは、その人の心の記憶に響く存在でありたいと考えています。
お知らせ
AURORA(アウローラ)特別販売
期間:2月15日㈬~20日㈪
会場:セレオ八王子北館2階イベントスペース
時間:10:00~21:00(最終日19:00)

委託終了のお知らせ
この度、活動終了に伴い、9月25日をもって委託終了が決まりました。
そして、『ヒトカケラ』のオリジナル作品についても、制作終了となります。
短い期間ではありましたが、初の試みの機会を頂きまして、誠にありがとうございました。
セレオ八王子以降は、色々な場所で緋銅の作品を展示販売してくださり、たくさんの方に緋銅を知ってもらう機会となったと思っております。
会場や店舗で、緋銅に興味を持ってくださった皆さま、ありがとうございました。
この機会に、作品をお迎えしてくださった皆さまには、心より感謝しております。