RINPLAと歩んだ9年の話

枠のない活動


活動の節目ということもあり、『今の活動に対する自分の想いや生き方を棚卸してみよう。』ということで、ブログを綴ることにしました。

 

現在のブログは、【緋銅出展】が大半を占めていますが、当初は手作り指輪に対する想いを(今の自分から見て)本当に熱く語っていました。

そのエネルギーの源であった理念「感動と喜びを増やす」は、2019年1月に降ろし、「枠のない活動」へと転換しました。

 

それから、3年が経ちましたが、2020年にコロナウイルス感染症が世界的に広がりました。

今となれば、あの激動の流れの中で理念に従っていたら、当時よりも辛い立場にあったのではないかと思います。

 

なぜなら、枠のない活動では、まず心が正常に保たれた状態を維持することに徹します。

バランスを崩す要因は、恐怖、疑心、憎悪、嫉妬心、失望、不安、自信の欠如などが挙げられます。

これらは、日常生活において対人関係だけではなく、テレビ・ラジオ・ネット・SNSなど影響される場面はありとあらゆるところに存在します。

 

それらと距離を取ったりすることで、自衛することもありますが、根本的な解決とはなりません。

それらの中においても、自分の心が正常に保てることが、唯一の解決方法だと思います。

ただ、これは自分にとって簡単な事ではなく、日々常々意識してひとつひとつ課題解決している段階です。


心が正常に保たれた状態を、一日の始まりに行っています。

その状態は純粋意識と言われるもので、そこから行動をしています。

この『純粋意識』を文章で表現して、伝えることは難しいため、ここでは割愛させて頂きます。

 

振り返れば、開業から2年後の2015年、RINPLAを閉めようと諦めたこともありました。

しかし、運良く新しい出会いがあり、継続することができました。

『潔くすべてを手放したら、新しくかつ自分の思い描いたイメージに近い環境を手に入れた』

この体験は、その後の生き方に大きな影響を与えてくれました。

 

真っすぐ自分の正しいと思う方向へ歩んでいこう。

そこから、RINPLAの運営は、売上や成約組数、他店との競合などから、一線を引き、手作り指輪を通じて『想い』を伝えてきました。

 

この9年間、活動を続けていられるのは、これまでRINPLAに関わってくださった皆さまのお陰ですし、応援、協力してくださった方々のお陰です。

現在は疎遠であっても、皆さまとのご縁や思い出は大切な宝物として、常に心の内にあります。

 

成長も衰退も、環境だけではなく、人との関わり方によっても大きく左右されると考えます。

『枠のない』というのは、実はとても大きなテーマで掲げています。

世の中は、枠だらけですので、何か大きなことをするということではありません。

 

まずは、自分自身できる範囲から、本当に小さなことの積み重ねです。

あらゆるものに対して、真摯に向き合い、何かしら価値を感じてもらえるような、そんな存在になれるよう邁進します。

手作り指輪

RINPLAの「静」の活動として位置付けている手作り指輪について、今の考えを綴りたいと思います。

まずは、この10年間で世の中の情勢が大きく変化したことで、手作り指輪の価値も見直す時期を迎えていると思っています。

しかし、この先も結婚指輪が支持されるのであれば、手作り指輪の不変的価値は、絶対的に優位だと確信しています。

結論は、現在確立されている『コンセプト手作り指輪』を、この先も継続して行っていきます。

 

ただ、手作り婚約指輪については、今は逆風だと思っています。

婚約指輪は、自分だけの判断(ネット検索などの情報ではなく)、ましては店員さんの意見などではなく、相手の女性の意見(憧れ)を優先してあげて欲しいと思います。

 

結婚指輪は、コンセプトを決める上で、お互いがお互いに❝リスペクト❞ができないと成立するのは難しいです。

最初の打ち合わせで、「手作りが向かないな」と感じるカップルもいます。

「向かない」というのは、『ふたりの結婚指輪は手作りである必要がない』ということです。

 

自分たちで作る体験だけが、手作り指輪ではありません。

結婚指輪を理解し、自分たちの目指す結婚指輪を手作りするべきだと思うのです。

同じ作るという行為でも、結果は全く異なるのは自然の法則です。

ふたりのそれぞれの内面が重ね合う機会となるべきです。

 

どんな時代であっても『ふたりのコンセプト』を結婚指輪にしたいというカップルはいると信じています。

それが月1組なのか、年1組なのかはわかりません。

 

自分の『直感』を信じている人は、多いと思います。

 

自分もその中のひとりです。

その人達が「RINPLAで結婚指輪を手作りして本当に良かった。」と心底感じて頂ければ、それで良いと思っています。

 

手作り指輪を通じて、おふたりには『最幸のギフト』をたくさん受け取ってもらえるように全力でサポートしていきます。

活動の「静」とは、そのような意味もあるのです。

緋銅

2016年から作品制作を始めてから、約6年となりました。

2018年に大きな転換期を迎え、そして今に至ります。

緋銅については、日々情報発信をしているので、ここでは直近で気づいたことを綴りたいと思います。

 

【緋銅が自分やRINPLAの価値を高めてくれている】

RINPLAの「動」の活動として位置付けている緋銅は、緋銅の価値を高めるための活動だと思っていました。

でも、本当は立場が逆だったのではないかと思うようになりました。

 

緋銅の作品点数は、過去最高点数となりました。

少しずつ出展活動の機会も戻ってきました。

「2025緋銅 in 日本」の目標もあります。

 

彫金の技術の向上、火入れ技法の探求、これからも地道に続けていきます。

そして、作品を通じて緋銅の魅力を全国に伝えていきます。 

道ではなく光へ

ここまで綴ったことを、読み返すとやはり上手く自分の伝えたいことが文章に現れていないと溜息ができます。

自分の能力がこのレベルということなので、仕方ありません。

 

最後に、10年目にどう向き合っていくのか?という問いに対しての答え。

「道ではなく光に向かって歩みます。」

 

・道とは

・光とは

 

この意味を文章で表現して、伝えるのは今の自分のレベルでは到底無理ですので、割愛します。

活動や生き方を通じて、何かしら感じてもらえたり、何かしら形として残せるように精進します。

 

枠のない範囲を広げて活動していくことを、これからも追い求めて活動していきたいと思います。

RINPLA9周年

あとがき

タイトルに「RINPLAと歩んだ9年の話」を選んだはずなのに、全く9年間の出来事がギュッとまとまらない結果となりました。

大切な事は、「自分の心の在り方」を知り、それを磨き続けることです。

 

結局は、最後まで信じてくれる真の理解者は自分なのです。

過去の自分は変えられないが、今の自分を変えることはできる。

少しずつでも、それが良い方向へと導いてくれると信じています。

 

自分に恥じないように生きることはとても重要です。

自分が与えられた使命や役割は、正直はっきりとわかりません。

でも、誰かに喜ばれたり、感謝してもらえることは、自分の幸せや生きがいになっています。

 

これからも、もっとそれを実現するために、今あるものの中で、感謝をもって愛をもって、懸命に取り組んでいきたいと思います。

「継続は力なり」

今向いている方向が正しいと信じて、さらに自分が望む高みを目指して生きていきます。

 

拙い文章ではありますが、何かしら心に残ったものがあるとすれば幸せです。

最後までお読みくださり、本当にありがとうございました!