指輪のデザインを考えることについて

指輪のデザイン


以前から婚約指輪や結婚指輪のデザインについては、かなり重視される傾向にあります。それは、ブライダルやジュエリーの時代のニーズに合わせた結果です。そのため、海外・国内ブランドメーカーは毎年、デザインや素材などにこだわった新作の商品を発表しています。既製品にはデザインコンセプトがあります。メーカーの専属ジュエリーデザイナーが想いを込めた渾身のデザインだったり、モチーフのアイデアだったりします。さらに、店頭ではそのイメージを完璧に作り上げています。

 

そんな時代にも拘らず、何も無いところから始める手作り指輪を選ぶ人がいます。手作り指輪をおすすめする人がいます。そこで、多く方は疑問に思うことがあります。「どんなデザインにしたらいいのか?」そこで、どうしたら、自分でデザインを描くことができるのか?デザインを考えるちょっとしたコツをご紹介します。

指輪のデザインのコツ

手作りされた方のデザイン画

リンプラでは、これまで描かれたデザインの方眼紙を皆様から頂き、ファイリングをしています。ある方が行った方眼紙を使ったアイデアがとても素敵だったので、最近では方眼紙をお戻しすることが増えています。そのアイデアは、また別のページでご紹介したいと思います。

 

さて、話は戻りますが、打ち合わせの際に、このファイリングをお見せしております。その際に、「実は、これは手作りされた皆さんが描いたんです。もちろん、初めてです。」皆さん、最初は驚いています。そして、喚起されています。初めてでもここまでできるということが明確にイメージできたからです。それでは、ここまで辿り着くにはどうするのでしょうか?

デザイン画集

自分の内面の中にデザインの答えがある

人気がある。自分に似合う。いつの時代にも左右されない定番。など、外的要因からデザインを決めることが当たり前になっている人はとても多いです。ただ、そこの視点から選んでいる人で、最大限の満足度を得ている人は少ないように感じます。

 

その理由には、選ぶ方にあります。「AよりもB、BならC」と比較をして決めているからです。そうではなく、内面の中にこそ、最大限の満足度を得るデザインの答えがあるのです。自分の作りたいデザインの見つけ方は、お互いのことを考えます。

 

具体的には、ふたりにとって大切な思い出や大切にしたいことです。さらに、過去、現在、未来のどこに想いを向けるかを考えます。純粋に自分にとって大切にしているものが見えるのです。

 

そこから、自分軸のキーワードに気がつくことができます。最初はざっくりでいいので、どんどんキーワードを出していきます。そこから、次に指輪のデザインに落とし込んでいきます。

指輪のデザインを描く

気質にあった行動は楽しむことができる

苦手意識があって気にされる方は多いのですが、絵心がないことは心配する必要はありません。だからといって、あなたに代わってデザインをすることはありません(笑)

 

その理由は、その行為も自分で手作りしたいという想いがあれば容易にできることを知っているからです。心の本質にあったことをするのは、誰でもとても楽しいと感じるものです。

 

例え、作業が初めてだろうと、苦手だろうと自分で行いたい気持ちの方が強くなります。もし、自分で行えないというのなら、それは本人が面白くないと感じているからです。手作りされる方の気持ちが、幸福を感じる状態になければ、いくら考えてもデザインは決めかねるはずです。

 

この作業には、時間を掛けてじっくり考えて欲しいと考えます。なので、迷っても、悩んでも全然構いません。幸福を感じる状態になることがとても重要だからです。まだ、無形の指輪だけども、この目に見えない段階で、制作したい気持ちが強くなる分、さらに制作も楽しい時間になるのです。

 

「自分が欲しいデザインを、自分で作る」この言葉に込められた本当の意味です。Let's begin !!

自分が欲しいデザインを自分で作る