オールナッツ加工
まず、オールナッツと言い方もあれば、オールノットと呼ぶ場合にもあります。
ほかにも、オールナットとか…それぞれ理由はわかりませんが、同じ加工方法です。
RINPLAでは、職人さんに合わせて、今後は「オールナッツ」と呼ぶことにしました。
さて、そのオールナッツ加工は、珠と珠の間にすべて結び目を作る加工です。
そのため、ワイヤーではなく「糸」を使用します。
真珠を通し、珠と珠の間に結び目を作ります。
これを珠と珠のすべての間に結び目を作り組み上げます。
<加工対象>
・あこや真珠
・淡水
・黒蝶真珠
・白蝶真珠
・半貴石
・琥珀
<加工方法>
・糸、またはワイヤー組みからオールナッツ加工
・ゴム組みからオールナッツ加工
・オールナッツ組みからオールナッツ加工
<加工の追加料金について>
1. お預かりのネックレスが、オールナッツ組みの場合は、追加料金となります。
2. 珠の大きさによる追加料金はありません。
3. 変形珠の場合には、追加料金となることがあります。
4. 真珠のメンテナンスを行う場合には、追加料金となります。
5. 金具を交換する場合には、追加料金となります。
<お問い合わせ時の記載事項>
1. 素材
2. 組み状態
3. ネックレスの長さ
4. 珠の大きさ
加工事例紹介
あこや真珠のロングネックレス123cmを、オールナッツ加工しました。
合わせて、クラスプからパックボールの金具に交換しました。
クラスプなど再利用できるものは、ネックレスと一緒にお戻し致します。
加工期間は、10日~2週間を目安にしてください。



メリット・デメリット
<長所>
・隣り合わせの珠と珠がぶつからない
・しなやかなになるので、ネックレスを捻ったり、結んだりすることができる。
・いろんなアレンジができる
・糸が切れた場合でも、バラバラと珠が落ちたりしない。
・小さくして収納ができる
・しなやかなので、着け馴染みが良い
・ロングネックレスの使い勝手が広がる
など
<短所>
・加工する場合に、手間暇がかかるので、加工代は高い
・ワイヤーと比べると、強度は弱くなる
パックボール
ネックレスの留め金具には、クラスプ・フロントクラスプなど、色々なデザイン・機能があります。
あこや真珠のロングネックレスをオールナッツにする場合には、パックボールの金具はおすすめです。
パックボールは、ペアになっていますので、両端に取り付けます。
1粒のパールを留めることができるので、好きな位置で留めることができます。
そのため、色々なアレンジを加えることで、色々な楽しみができるようになります。
もちろん、使い勝手が良くなるので、使う頻度も増えます。
今回は、パックボールの使い方のご紹介はしませんが、加工の打ち合わせのときには、ご紹介させて頂きます。