己が幸せであるためにすべきこと

いつか死ぬ


人生で大事なことは、たくさんあると思います。

自分は、ひとつ大事にしていることを挙げると、「人生には必ず終わりがあり、それを選択することはできない。」

だから、自分がどう在りたいのか、どう生きたいかを真剣に考え続けてきました。

 

自分が中学生の頃、「自分の人生は60年。」と自分自身で勝手に決めました。

すっかり忘れていたのですが、数年前にふと思い出しました。

半分過ぎて、あと三分の一。

 

今よりももっと我武者羅になって生活をするのか、それとも穏やかな生活をするのか。

どちらが、死を直前にして「幸せな人生だった」と言えるか。

自分は、死を恐れず、死を受け入れながら、自分が幸せな人生を歩むことを選択しました。

幸せである

今だから言えますが、自分の30代を一言で表すと、「失われた10年」だったと思います。

本当にもったいないと思うこともありましたが、今は後悔するよりも感謝しています。

それは、自分が自分と本気で向き合う方法を手に入れるために必要な時間だったと思えるからです。

 

ひとつのテーマを挙げるとすると、次のうちどっちで考えているだろうか?

「幸せになれる」それとも「幸せである」

 

自分は、それまではずっと「幸せになれる」に向かって行動してきました。

しかし、今は「幸せである」に変化しながら行動しています。

 

ここで補足したいのは、生活や仕事、環境などは、目に見えて裕福にはなっていません。

新しい知識や能力も身につけていません。

それまでと同じ状態で、人生に対する考え方が変わるきっかけとなりました。

 

そのきっかけは、とてもシンプルなことです。

『幸せは自分で決めることができるが、それを無視している』

そのことに気がついたのです。

 

意識しているようで、意識していない。

理解しているようで、理解していない。

自分で決めているようで、周りからの意見で決めている。

言葉にはするが、行動はしない。

などと同じです。

 

自分が、「自分は幸せである」と決めることができるのです。

誰が何を言おうと、自分は充分に幸せであると揺ることがない程にしっかりと決めるのです。

 

意識をそこに向ければ、日々の生活は気づきの連続に変わっていきます。

何事にも、真正面から向き合い、自分の答えを出すようになります。

些細なことに意識が向くようになり、気づきや発見といった自己成長になることもあります。

正しいと悪いとの判断も全体の循環の流れから判断できるようになります。

自分のやりたいことがわからなくても、やりたくないことをすることは、自然とやめるようになります。

 

自然とは、自分の心と頭と身体と環境が整い、調和されていくのです。

そこには、無理や我慢といったものはなく、とても簡単に実現できるようになるのです。

 

未来や過去よりも、今を大切にするようになります。

関心がないものが増えたり、ささいな物事は忘れやすくなります。
直感や感性、洞察力といった能力も回復してきます。

 

心から感謝する機会も、自然と増えてきます。

そして、自分自身が素晴らしい存在だと知り、自分を大切にするようになります。

自分は幸せであると感じることも増えてきます。

シンプル思考

再び、死を直前にして「幸せな人生だった」と言えるのは、どんな人生だろう。

その答えが、「幸せである」と今言えること。それを、ずっと言い続けられることです。

 

幸せの価値観は、人によって異なります。

自分の幸せの価値観で、シンプルに考えます。

物事に直面したとき、最初に想像します。または、創造します。

そうすると、自分で判断ができるようになります。

 

自分がやりたいと思えば、自分から率先して行動する。

自分がやりたくないと思えば、断る。もしくは無視する。

中立のときは、時を待つ。

 

相手が何を言おうと、それは相手の都合です。

自分自身が納得できる答えが最初に必要なのです。

それが、真の信念だったり、覚悟、責任となるのです。

 

同時に、後悔の念は一切なくなりますし、振り返ることもあまりないです。

それは、また同じように次にやってくるからです。

チャンスは無くなることはなく、常に自分の周りを回っているのです。

 

後悔は減らすことはできますが、失敗は無くなることはありません。

しかし、その失敗は自分の糧になります。

人を欺こうとすること、騙そうとすること、嘘をつくことなど、災いから自分を守る力になります。

自分を犠牲にすることは、百害あって一利なし。

 

自分の場合、自己の欲望や欲求を得られるときより、応援や貢献、献身に意識が向いているときに幸せを実感するようです。

そのためには、まずは自分が本当に幸せな人生を過ごしていると信じることです。

もう満たされている状態だからこそ、これから何を掴むのか。

 

判断する時には、優先順位を自分で決めることが大事です。

1番は絶対変えるべきではありません。

また、他人の意見に影響されて、自分の本意ではない項目を順位上げするのは絶対に避けるべきです。

すべての物事に対して、勢いや運任せではなく、平常心で向き合って考えてください。

 

最後に、人との出会いは、自分が変化をするためのきっかけだと思っています。

もし、あなたが生きている存在意義を知るきっかけを探しているなら考えてみてください。

「己が幸せであるためにすべきことは何ですか。」

あなたは、どんな答えを出しますか?