カルチュラル・インテリジェンス / Cultural Intelligence (CQ)

カルチュラル・インテリジェンス


カルチュラル・インテリジェンスという言葉を知ったきっかけは、電車内の広告です。カルチュラル・インテリジェンスとは、文化の違いを超えて円滑にコミュニケーションを図る能力のことです。Cultural Intelligenceは「CQ」と略され、グローバル企業で活躍するリーダーに求められるスキルとして紹介されています。

 

CQは、多様な文化的コンテキスト(意味:前後の関係。文脈。事件や出来事にかかわる事情・背後関係 )を超えて、効果的に機能できる能力と定義されています。つまり、CQとは、統合的であり、学術的優位性があり、行動予測ができ、育成手法にもつながっている枠組みであると言われています。CQが高くなると、仕事のパフォーマンスがあがり、成果をあげられるようになる。また、個人的な幸福感があがる。などのメリットがあります。

 

このCQの研究の始まりは、グローバル化した多文化世界で「成功する個人・組織」と「失敗する個人・組織」を比較し、その違いを追求したものです。また、新しいグローバルリーダー育成モデルでは、IQ(Intelligence Quotientの略)やEQ(Emotional Intelligence Quotientの略)の上に位置するものらしいです。

 

IQは、物事を記憶し、知識として問題解決を行う能力を数値化したもの。専門性。EQは、感情を理解し、利用することで、問題解決に適切な思考や行動に導く能力です。このEQを、わかりやすく表した有名な言葉がこれ。

「心が変われば、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる。」

4つの能力と4つの要素

例えば、日本では仕事ができて優秀なリーダーシップを発揮する人であっても、IQとEQが高くCQが低い場合は、海外での仕事は失敗する可能性が高いそうです。では、EQの4つの能力とCQの4つの要素を比較してみましょう。

 

EQ

1. 感情の識別 … 自分の感情を認識したり、他者の感情を識別したりする能力。

2. 感情の利用 … いかなる状況においても、不安、怒り、共感、協調など、自分自身の感情コントロールを行い、問題解決に役立つ状態へと導く能力。

3. 感情の理解 … 自分や他者がなぜそのような感情になったのか、またその感情はどう変化していくのかを推察する能力で、EQの4つの能力の中でも、相手の表情・言葉、その場の状況などの情報を総合的に判断するため、知識・経験が求められる。

4. 感情の調整 … 対人関係において、相手の感情に直接働きかけるために、自分の感情(明るさや真剣さなど)を適切に調整する能力。

 

CQ

1. 動機 … 文化的多様性や自己実現に喜びを見出すことができる興味、関心、自信に関する領域。

2. 知識 … 複数の文化間の類似点と相違点に関するビジネスや文化、宗教等の知識を問う領域。

3. 戦略 … 文化的に多様な経験を理解する異文化間の交渉でのプランニング力、調整力を問う領域。

4. 行動 … 言語的行動、非言語的行動を文化的文脈に適応させる力を問う領域。

 

個人的には、EQは性格、CQは価値観を重視しているような感じと解釈します。グローバル化した多文化世界では、お互いの「文化」を理解し、尊重し、それに適した行動をとることを提唱したのがCQということになります。

手作り指輪の世界もCQである

ここまで、自分でも不慣れな言葉とその説明を綴ってきたのは、「なぜ、言語の壁があるのに、リンプラでは日本だけではなく、海外からも依頼が来るのか?」との問いに、このCQ理論で説明ができると思いました。リンプラが創造している手作り指輪の世界は、CQのステージにあると言えます。ピラミッドの図形にした場合、下段のステージはIQであり、ジュエリー指輪の専門性。中段のステージはEQであり、販売のテクニック。この2つのステージを超越した上段にCQがあります。世界にひとつしかない絶対的な存在の指輪が全員の目的になる領域です。だから、言語に壁があっても想いを大切にしているリンプラが選ばれるということです。現在、自分が手話を学んでいる理由も同じ説明ができるし、手作り指輪を結婚指輪とか婚約指輪とか線引きするのではなく、誰もが手作り指輪を必要に感じてもらえる価値を創造したい。では、リンプラでは、どのように想いを大切にしているか。

 

手作り指輪で可視化するための要素

1. コミュニケーション … 公明正大であること。誇張しない。嘘はいわない。絶対は使わない。無理強いしない。また、自分がされて嫌なことはしない、自分がされて嬉しいことはする。

2. 他の人の指輪の想いを伝える … 自分たちがどんな指輪が良いかと考えている時、その答えをこちらから直接伝えるのではなく、「この人の指輪には、こんな想いが込められているんですよ。とても素敵ですよね。」と間接的に伝えると、迷いながらも、自分たちの道を選択しやすくなる。

3. 相手が聞きたいことを優先して説明します。こちらで話す流れは決めません。自分は原理主義ではなく、応用主義です。

4. 想いを込めたい人を応援したいので、想いのある人との関係は公平主義です。

5. 最終的な決断は作る人にある。ゆえに任される責任に重みを感じ、それに応えることを誓う。

6. 打ち合せの目的は、お互いを知り人間関係から作っていくため。指輪の善し悪し、上手くできた、できないの思い出で終わらせない。

7. 時に対立もあり。因果はすべて、手作り指輪からのギフトなので自然の流れに任せている。これが理念である感動と喜びが増やすことを現実にする秘訣である。

8. 制作の時間。これは作る人の都合ですべて対応しています。

など、他にも要素はたくさんあります。

 

これまでの指輪の概念を変える。既成品とオーダーの他に手作り指輪が選択される社会にしたいという目標がありました。現在では、自分で指輪を手作りするという選択は、結婚指輪や婚約指輪から記念日の指輪まで、新しい価値が生まれてきています。今必要だと思うのは、手作り指輪という言葉を知っているだけではなく、手作り指輪の知識を持つことが大切です。

 

大切な指輪を選ぶ時に、自分で想いを込めて手作りすることができる。という選択があるという知識を持っていることが、まず前提になります。そして、手作り指輪でも店によって違う、方法にも違いがあることを意識できる環境が必要です。最後に、自分はどの店と相性が良いのか選択をして、行動することができる環境が必要です。

 

最後にもう一度CQとは、統合的であり、学術的優位性があり、行動予測ができ、育成手法にもつながっている枠組みであると言われています。CQが高くなると、仕事のパフォーマンスがあがり、成果をあげられるようになる。また、個人的な幸福感があがる。などのメリットがあります。これを手作り指輪に置き換えると、調和的であり、価値的優位性があり、自分で手作りすることによって、個人の成長、ふたりの愛も育つものである。想いが純粋であるほど、ふたりの人生のパフォーマンスがあがり、幸福感がえられるなどのメリットがあると声を大にして言いたいです。

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