どんな指輪なら身につけたいのか【選ぶ前に伝えたい言葉】

価値ある指輪


今年は、社会の価値観、個人の価値観の多様化、自分を愛する大切さなど、人と会う機会から色々学ばせていただきました。この流れは、来年も止まるなく、益々流れが広がっていくと感じています。日々、あらゆる物事が多様化している中で、これまでの既成概念も変化していくと思います。しかし、すぐどうこう変わるとは、考えにくい物事も多いと思っています。そのひとつが結婚指輪。「結婚したら、結婚指輪を身につける」という結婚の証、身につける意味は変わることはありません。

 

個人の価値観として、結婚指輪は必要と思うカップル、夫婦の割合は、減っていないと思います。つまり、結婚指輪はいらないと思う人の割合は、ごく少数でしかないと思っています。確かに、結婚指輪を持たない人や結婚指輪を持っていても身につけない人はいますが、自分たちの想いを優先したいという気持ちがあります。どちらにしても、自分の軸を持って考えることが大切です。男性も、女性と同じように、前向きに指輪選びを意識するようになったのも、現代の特徴だと思います。


大袈裟かもしれませんが、自分がどんな人生を送りたいのか。そこまで考えて、どんな指輪なら身につけたいのか?と考えることも大切です。それによって指輪のデザインも変わってきますし、根本的に指輪選びの選択方法が変わってきます。ただ、そこまで突き詰めて考えなくても、現状の結婚指輪に満足されている人たちも多いとは感じています。しかし、もしも、その先に宝物があると知っていたら、どうだろうか。

 

今の時代だからこそ、その時の勢いに流されるのではなく、立ち止まり思考してから、流れに身を任せることをおすすめしたいです。

手作り指輪がギフトである理由

指輪を選ぶ前に指輪を身につけている生活を想像して欲しいです。それぞれに理想とする指輪のカタチは違います。そのため、「精神的ゆとり」や「時間的ゆとり」は心掛けて欲しいと思います。「ふたりでこんな指輪を身につけたい」と、お互いの意思表明やコミュニケーションをとることで、より明確になり、納得感は確実に上がります。また、会話をする量が増えることは、ふたりの満足度にも比例します。これは、手作りに限らず、何事でもコミュニケーションの頻度を上げることは大切です。

 

コミュニケーションでは、自分の意思を相手に伝えることも、大切なことです。手作り指輪は、分担作業ではなく共同作業です。分担作業であれば、責任の所在はどちらかになりますが、共同作業は連帯責任。どんなデザイン、カタチが理想なのか、大切にしたい優先順位を自分で理解して、お互いに伝える作業は、時間的ゆとりがあれば、想定外なことが起こっても解決することができます。コミュニケーションを積み重ねていくことは、お互いが納得できる指輪作りをしていくことは大切なことです。

 

手作り指輪がギフトである理由。それは、結婚前後に、ふたりで何かを行う経験値を積むことが大切だと言われています。なぜ、ふたりで行う経験値を積む必要があるのかというと、「性格を理解してもらう」「家族と親しくなる」「親族や友人を知る」「価値観のすり合わせ」「金銭感覚のすり合わせ」など、恋愛では見えなかった相手の部分を、体験を通じて見ることが出来るからです。

 

どんな体験があるのか。例えば、山登り、海外旅行、イベント主宰、結婚式、手作り指輪など。これらに共通していることは、基本的には自分たちで選択と決断を必要とします。ふたりで協力していく必要のある環境で、お互いがどんな価値観で物事を見ているのか分かってきます。さらに、相手の育ってきた背景や人間関係も分かってきます。離婚する理由は、大きく分けると3つしかありません。「価値観の違い」「金銭感覚の違い」「人生観の違い」です。答えはわかっているのです。このような視点から、手作り指輪で離婚率を減らしたいと本気で考えるわけです。

 

「違いを知るということは、理解をするということ。同じと知ることは、繋がりを深めるということ。」

この距離が縮まれば愛となり、この距離が広がれば怒りになります。ギフトである理由は、愛のあるものだからです。

世界にたったひとつだけの手作り指輪とは、そういう意味も含まれているということを、知って頂ければ嬉しいです。