リングからペンダントへ

今回の依頼品は、約20年以上前に購入したK18刻印緑色透明石付リングです。
縦18mm×横9mmの大きさがあるので、普段はあまり使わないので、ペンダントにしたいとのご要望を頂きました。
両腕の一部にWGが施されているコンビのデザインです。

3つのデザインをご提案

依頼人がどう使いたいのか、予算はどのくらいなど要望をお伺いします。そこで大切にしているのは、このジュエリーの思い出です。
ここが明確になっていないと、どんなに素晴らしいデザインに甦ったとしても結局は、同じように身につけなくなるというケースは少なくないからです。


ペンダント加工完成です。台座はK18、バチカンはPtのコンビ。切り外したリング部分はご返却します。

細かい部分に職人としての意識の差がある

赤丸の内側が丸環と枠が接着されている箇所です。レーザー溶接をすると接地面に歪みができます。一般の方には気がつかないし、クレームになることはありません。それほど、細かい部分です。でも、プロならわかるのです。歪みの部分に地金を盛る。そのひと手間をかける・かけないは、職人としての意識の差でしかありません。
ネックレスは、ゴールドでもプラチナでも両方使用できます。太めのチェーンが通る位の大きめのバチカンです。納品の時に、プラチナのチェーンを通して確認していただき、「とっても素敵になりました。つけるのが楽しみです!」と依頼人様は大満足の様子でしたので、こちらも嬉しくなりました。