たすけあいの日
たすけあいの日とは、10月15日の日本の記念日の1つで、全国社会福祉協議会が1965年に制定しました。
日常生活での助け合いや、地域社会へのボランティア活動を積極的に進めることを呼びかける日だそうです。
今回は、日本生活協同組合連合会(以下:日本生協連)調べ「夫婦の“たすけあい”に関する調査」の結果とシェアしたいと思います。
2017年8月25日~8月29日の5日間、未就学児から大学生までの子供がいる全国の20~59歳の既婚男女を対象にインターネットリサーチ。
1000名の有効サンプルの集計結果です。
『夫婦の助け合い状況調査結果のレポート』
◆ 上手く助け合えている夫婦は7割弱。妻より夫のほうが助け合えていると感じている傾向。
◆ 自分たち夫婦は、「円満」6割半、上手く助け合えている夫婦では円満夫婦は9割に。
◆ 夫婦が上手く助け合えていること。でも、妻の本音は“それほどでも”?、男女で意識の差が顕著に。
◆ 本当に助け合いたいのはコレ!妻が助け合いたいこと。
『行事や記念日の助け合い調査結果のレポート』
◆ 子どもの行事の協力体制「七五三」は5割半の夫婦が「協力してやっている」と回答
「誕生日」や「学校行事」では6割以上の夫婦がお互いに協力。
◆ アツアツ夫婦は「七五三」で盛り上がる?円満夫婦では6割強が助け合うイベントに!
◆ 結婚記念日を「夫婦で一緒に祝っている」4割
『夫婦が助け合っていくために必要なこと調査結果のレポート』
◆ 夫婦が助け合っていくために必要なこと。
◆ 夫婦が助け合うようになる魔法の言葉?夫婦で助け合いたくなるセリフ。
◆ 要注意!夫婦の助け合いを妨げるNGワードランキング。
◆ 「ありがとう」が助け合いの魔法の言葉。パートナーに“感謝の言葉”を週1日以上言っている人は過半数。
◆ 夫婦の助け合いに必要なコミュニケーション“夫婦二人きりのデート”を最も楽しめている世代は50代。
◆ 日頃の助け合いが夫婦喧嘩に影響?お互いに助け合えていない夫婦では夫婦喧嘩の頻度が高い傾向。
『理想の芸能人夫婦調査結果のレポート』
こちらの結果は割愛します。
ここからは、各項目についてさらに詳しく綴っていきます。

夫婦の助け合い状況
『夫婦で上手く助け合えていると思う』
妻(女性62.4%)より、夫(男性72.0%)のほうが助け合えていると感じている。
夫(男性28.0%)より、妻(女性37.6%)のほうが助け合えていないと感じている。
『夫婦仲が良いと思う』
妻(女性63.6%)より、夫(男性67.6%)のほうが夫婦仲が良いと感じている。
夫(男性32.4%)より、妻(女性36.4%)のほうが夫婦仲が良いとは思わないと感じている。
お互いに助け合えている夫婦ほど円満度が高い傾向にあり、日頃の助け合いによって、夫婦の結びつきが強くなることを証明している。
『現在、自分たち夫婦が上手く助け合えていると思うこと』(複数回答)
1位「ゴミ出し」、2位「買い物」、3位「皿洗い」、4位「子どもとの遊び」、5位「家計の収入」となりました。
家事や育児以外には、「家電選び」という回答も10位内にランクインしました。
使いやすい家電や便利な家電を協力して選ぶのは、50代夫婦に多いようです。
ただ、どの回答の割合でも夫の方が高く、男女で家事や育児の意識の差が顕著に現れる結果となりました。
『これから(またはこれからも)、夫婦で上手く助け合いたいと思うこと』(複数回答)
1位「家計の収入」、2位「貯蓄・資産形成」、3位「ゴミ出し」、4位「節約」、5位「子どもの教育」となりました。
家計面や子どもの教育、行事といった、家事や育児の助け合いたいと思っている女性は男性よりも多いようです。
行事や記念日の助け合い
『子どもの行事やイベントをどのように行っているか』
子どもの誕生日、七五三、子どもの学校行事(運動会、発表会など)、夫婦のどちらかだけでやっている夫婦よりも、協力してやっている夫婦の方が多く、6割以上の夫婦がお互いに協力している。
『結婚記念日をどのように行っているか』
夫婦仲が円満でない夫婦の66.3%が「特に何もしていない(していなかった)」に対して、「夫婦で協力してやっている(やっていた)」が18.6%でした。
夫婦仲が円満の夫婦の52.6%が「夫婦で協力してやっている(やっていた)」に対して、「特に何もしていない(していなかった)」が39.8%でした。
全体では「夫婦で協力してやっている(やっていた)」は40.9%、「特に何もしていない(していなかった)」は48.9%でした。
夫婦が助け合っていくために必要なこと
『夫婦が助け合っていくために必要だと思うこと』
1位「感謝の気持ち」、2位「相手を思いやること」、3位「会話・コミュニケーション」、4位「相手を尊重すること」、5位「相手に完璧を求めないこと」
6位「相手を信頼すること」、7位「お互いに干渉しすぎないこと」、8位「我慢すること」、9位「悪いと思ったらすぐに謝ること」、10位「相手を許すこと」
特に、上位3つについては、男性と比べて女性の方が高い結果となりました。
『配偶者から、どのようなことを言われると、夫婦で助け合っていきたいと思うか』(複数回答)
1位「ありがとう」、2位「やってもらえて助かった」、3位「結婚して良かった」、4位「いつもやってくれてるから今日はやるよ」、5位「あなたがいてくれて良かった」
6位「一緒に頑張ろうね」、7位「頼りになる」、8位「さすがだね」、9位「疲れていると思うんだけど…」、10位「お願い!手伝って」
夫婦が助け合うようになる魔法の言葉は、普段の生活でも積極的に使えるものです。
夫婦だから、やってもらって当然という態度ではなく、自分ことを気遣ってくれ、家事や育児を代わりにやってもらえると、また、結婚してからもお互いの存在意義を確認し合える、助け合いの気持ちは言葉にして伝えましょう。
『配偶者から、どのようなことを言われると、夫婦で助け合うことをやめたくなるか』(複数回答)
1位「こっちは頑張ってるだけど!」、2位「やって当然だよね」、3位「そんなこともできなの?」、4位「やればいいんでしょ」、5位「疲れているんだけど」
6位「自分には関係ないよ」、7位「そんなやり方じゃダメ」、8位「忙しいんだけど」、9位「普通はあなたがやるよね」、10位「あの人はやってくれるらしいよ」
男性はできないことを責められると、女性は暗にやりたくないことを主張されると、助け合いの気持ちがなくなりやすい傾向になるそうです。
『配偶者に感謝の言葉(ありがとうなど)をかける頻度』
「ほぼ毎日」は18.3%、「週に」は、36.7%、「月に」12.2%など、「ほとんどない」27.2%の回答には、もはや理解不可能です。
『夫婦喧嘩をする頻度』
「週に1日以上」では、助け合えている夫婦では14.4%、助け合えていない夫婦では24.3%、全体では17.7%という結果でした。
日頃からお互いに助け合えていると夫婦喧嘩をする頻度はなくなりはしませんが、助け合えていない夫婦よりも頻度は低いと証明されました。
まとめ
理想の芸能人夫婦の項目は割愛しました。
その理由は、自分たちの身近にいる理想の夫婦を目指して欲しいからです。
例え、理想とする夫婦が身近にいないと思っていても、どこかしら良いところはあるはずです。
良いところは、真似る。悪いところは、同じ轍を踏まないように心掛ける。
おしどり夫婦は、一日にしてならず。
ふたりの愛情に満ちた語れる物語をどれだけ積み上げていくかが大切です。
ひとつひとつ、お互いを支え合い、助け合える関係を目指して欲しいと思います。
その最初の一歩、ふたりの物語の始まりとして、『ふたりで結婚指輪を手作りする』という選択をしていただけれると嬉しいです。