自分で作る栞
今年になってから、緋銅の作品に、「栞」が加わりました。
栞には色々なデザインがありますが、緋銅にできない形状もあります。
しかし、最高ランクの緋銅の美しい色合いは、デザインと同じ位の魅力を感じています。
表面や側面に凹凸をつけたり、花びらのデザインにしたり、大きさをかえてみたり、穴の位置を変えてみたり、色々と作品づくりをしています。
「この形を作るプロセスは楽しいかも」
それが今回の栞つくりを始めるきっかけになりました。

厚み0.4mmの世界
使用するのは、純銅の1.0mm板です。
例えば、縦30mm、横17mmの場合、厚さを1mmから0.6mmにすると、縦40mm、横24mmと伸びます。

工房にある金槌の中から、自分の作りたいものに適したものを選んで、叩いていきます。
叩くというよりは、打つという表現の方がイメージしやすいかと思います。

最後に、紐を通す穴の位置と大きさを決めます。銅板が薄くなった分、縁が鋭利になっているので、ヤスリで丸みを出します。ここからは、表面を磨いていきます。

最後に緋銅
バフの研磨機を使用した最終磨きと、緋銅の作業については、経験が必要なので、ここはお任せください。
紐については、緋銅にした後に、好きな長さで結んでください。
この時にも、栞の紐の結び方をいくつか説明させていただきます。
これで、「世界に一つだけの緋銅の栞」の完成です。
もし、アルファベットや数字など入れたい方は、打刻してください。
メッセージ付きの栞なら、プレゼントとしても素敵ですね。
体験時間:60分
料金:4800円(税込)
受付時間:10時〜20時
※1名から受付
※事前予約