デザインが出来るまでのラフ画が好き

制作前に、方眼紙に最終的なデザインを描いていただきますが、その前段階のメモ書きを見るのが好きです。

その好きな理由を、綴りたいと思います。

 

用紙はノートでも、手帳でも、メモ用紙、裏紙、ポストイットなど何でも気にしていません。

ラフに描かれたものの上手い・下手という観点は、ほとんどありません。

 

・何を大事にされているのか

・コンセプトは何か
・このデザインの原点は何か
・書かれている文字の意味
・実際に作れるかどうか

・デザインのラインの肉筆

・ボツ案はどんなものか

など

 

これらは、視覚的な情報としてラフ画を見ればわかりますが、自分の場合には、そこに色(素材)、触感(指につけている状態3D化)、嗅覚(幸せにする匂い笑)、聴覚(語れる・想いがある)、味覚(質が深いか、軽いか)が加わります。それと、どんな心境でこのラフ画を描いているのかを、自分の頭で映像化されています。

 

その映像化されたものに触れるのが、純粋に美しいものだから、好きなのです。

もちろん、それを作った方も好きになります。この好きになることは手作り指輪ではとても大切なポイントだと思っています。

好きな人の指輪だから、自分も妥協することなく、良い指輪を手作りしてもらいたいと心から願う気持ちは自然な流れとなります。

 

真の満足・幸福は、物質的なものを超えた純粋な想いの共感の中にあると考えます。

作用と反作用の法則
「見えない部分がカタチになるのが手作り指輪です。」