しもやけから学んだ人間の自然治癒の力

突然の発病


記憶が定かではありませんが、30代前後の冬から突如として現れたのが、「しもやけ」でした。そこから、翌年から「しもやけ対策」を考えるようになりました。トライ&エラーを繰り返しながら、様々なことを行いました。

しかし、年々しもやけの症状は悪化の一途を辿りました。足や手、ときには耳たぶまで、足や手はあかぎれになり痛みとかゆみと伴いました。痛みやかゆみがひどい場合は、就寝できなくなることもあります。時に、歩くことさえ、手に関してはパンパンにシワがなくなるくらい膨れ上がりました。

しもやけになる前の年に、新調したスノボー一式用具はそれ以来使うことがなくなりましたし、寒冷地への旅行も諦めました。

 

ある年に、高熱を出して3日間位寝込んだときに、気がついたのです。それが、人間の本来もっている機能、自然治癒力です。

そこから、しもやけを自然治癒力で治すことを考え始めました。今年も、残念ながら「しもやけ」になりました。

しかし、これまで一番軽度だったと思いますし、身体の中で好転反応が起こっていることが、はっきりとわかる不思議な体験をしました。

季節の変わり目、春の訪れを自分の体の中で感じることができたようでした。副産物として、花粉の症状も緩和されています。


今回は、これまでのしもやけ対策のまとめを綴りたいと思います。


※あくまでも、個人的な体験に基づく意見ですので、参考としてお読みください。

しもやけとは

しもやけは、末端部の血行不良によって起こる炎症のことです。冬場のように気温が低くなると、血管が収縮を起こし、血の流れが悪くなり、その部分は炎症を起こします。ちなみに、しもやけは、「血管障害に伴う皮膚病の一種」として分類されている病気です。

 

しもやけになりやすい人として、女性や子供、汗をかきやすい人、冷え性の人、痩せ型の人、水仕事が多い人、普段素足で過ごしている人、湯船につからずシャワーで済ます人、先が細い靴やヒールを長時間履く人など挙げられています。

この他にも色々あるでしょうが、まとめると、末端部の血行不良の原因の恐れがあれば、しもやけになりやすい人と判断できます。

その対策方法となれば、当然、末端部が血行不良にならない生活を送ることに集約されています。

 

では、血行不良を防ぐ対策とはなにか?

1.主に風呂場での水やお湯を使った方法

2.食べ物からの栄養素の吸収

3.患部への薬塗布

4.生活の中にハーブやアロマを取り入れる

5.起床時の末端部を保護するアイテム

6.就寝時の寒さ予防

7.マッサージ、ツボ押し

8.運動

などなど、様々な対策がありますので、気になるものは積極的に実行しました。

しかし、目に見えて結果が現れることはありませんでした。

依存することを止める

ある年に、高熱を出して3日間位寝込んだときに、気がついたのが、自然治癒力でした。そこからは、毎年2月あたりは、寝込む日を想定して、予定を考えています笑。

 

そこで思いついたキーワードが、「発熱できる身体作り」です。

 

1.基礎体温を上げる。

現在は、その頃に比べて0.7度位上がっています。平熱で36度前半台になりました。でも、しもやけになります笑

 

2.対策方法の見直し

上記で試した対策で、しもやけ対策で行っていることは半分未満です。

特に、6に関しては現在では真逆のことをしています。

 

3.「しもやけ」という枠ではなく、健康という大枠で考える。

最初は、しもやけを発症してから対策を考えることから、翌年は秋から、翌々年は夏からと、準備期間を設定していましたが、現在は1年間を通じて考えるようになっています。

 

4.体だけではなく、心と環境の関係のバランスも考える。

体に起こっていることは、しもやけですが、それはあくまでも体からのひとつの信号でしかないのです。つまり、たまたま、しもやけを発症したということです。大切なのは、今の生活を見直す必要があるという信号だと自分を知るきっかけだと考えることです。

これを無視すると、さらに深刻な病気になるのです。

 

では、最後に4について、綴りたいと思います。

自分の身体のスペックを知る

誰もが抱く理想論、根性論は、今や時代遅れな発想だと考えてます。もちろん、否定するわけではないし、これによって、スペックが上がることもあります。しかし、副作用(個人への負担はとても大きい)があります。健康を考える順番として、次のようになります。

 

1.自然

2.心

3.体

4.環境

 

まず、これに自分の状態を置き換えます。そして、それぞれをひとつの点ではなく、線にする調和を考えていきます。

軸は「1.自然」ですから、対策を考え、実行するかどうかの判断はすべてここで考えます。

なお、自然治癒力に気がつく前の自分がしもやけ対策として取り入れたものは、すべて「4.環境」からの判断と言えます。

この辺は、掘り下げて綴ると、なが~~~~~~くなるので、今回は省略しますが、自分はこれを知ることができて、価値観が変わるほどの影響を受けました。


しもやけになってからは、冬は南国に移住する生活をしたいと逃避の考えることもありましたが、今年の体験も含め、この自然治癒力を高めること、自分のスペックを上げる方が、自分にとっては面白いようです。

今年は、寝込むことなく、短時間に症状が変化していき、次に自分が何をしなければならないのか、心の状態、体の状態を問いながら、実行しました。これをすれば、この症状はおさまる。そして、次は、この症状が起きる。おさまると、次は・・・と次々にその通りになります。

 

ピーク後の回復状態は、薬を飲んだような脳が朦朧としたり、耳鳴りや、右耳が聞こえづらかったり、目を開けているのがダルいなど、それなりにありますが、少しずつ軽減されている感じです。本日2日経っても全快までは戻すことができませんでした。明日は全快するでしょう。
さて、来年(2018年)はどうなるでしょうか。

大寒としもやけ

このブログを最初に綴った日は、2017年3月5日のことでした。

本日追記している「大寒としもやけ」は、2021年1月22日となります。

大寒を過ぎた翌日(21日)、しもやけの症状が出ました。

今年も完治できませんでした笑

 

ただ、ここ数年のしもやけの発症については、痛みはありますが、発症箇所も限定的で浮腫みも軽減されています。

以前は「症状(始まり)の合図」でしたが、「好転(終わり)の合図」として受け止めています。

好転反応とは、リンパや酸素の流れが良くなる(回復する)と、滞っていた毒素や老廃物が一気に身体中を駆け巡るため、体の不調(疲れや痛み)、発熱などの症状が現れることをいいます。

 

さらに、睡眠時間を長く取ることはあっても、寝込むことはなくなりました。

でも、寒さが厳しい日は冬眠したいという願望はあります笑 

 

また、体に関して変わったこと

1. ヒートテックや極暖、超極暖のインナーは痒みがでるようになり、綿製品に切り替えた。

2. ホッカイロから昨年は腹巻へ、そして今年は何もしていません。

3. 今年はタイツも穿いていません。

4. 防寒対策は、マフラー、コート、マスク、ワークマンのズボン、ブーツ。 

 

薄着で過ごせるようになったきっかけとしては。

2020年、1回目の緊急事態宣言の発令中に運動(ウォーキング)を再開しました。

それまでは作品作りを優先していたこともあり、運動不足の生活を送っていました。

解除後もさらに筋トレを加えて運動は継続して行っています。

寒さ対策にジャージを新調したにも関わらず、11月末から寒さに負けてウォーキングは休止しています。

 

以前、健康を考える順番として、自然、心、体、環境を挙げました。

現在は、自然を基にして心と体を強化しながら、環境で試しているような感じです。

今の時節柄、病院にはお世話にならないで、春を迎えたいと思います。