学校向け体験学習
2015年10月末、台東区手作り工房マップに「世界にひとつだけのネームプレートを作ろう」が掲載されました。
オリジナル企画として、工房で『緋銅(ひどう)』のプレートに打刻体験ができます。
主に修学旅行生を対象として、見学&体験内容、体験時間、料金など設定しました。
実際には、修学旅行生だけではなく、大人の方も体験されました。
毎回、実施後は内容を見直し、次回に新しい内容を取り入れることもありました。
開始当初と比較すると、色々な面で改善されてきています。
2016年10月末、台東区手作り工房マップ2016~2017にも引き続き掲載されています。

心配は怪我だけ
工房のスペースを考慮すると、2グループを受け入れ目安としています。
夏場は、部室のような熱気ムンムンとした状況になるので、大容量のクーラーが役に立ちました。
全員分の椅子は、用意しておりますが、作業するスペースを考慮すると、やはり広くはありません。
実際はどうかというと、この距離感は、生徒さんたちや自分たちも含め、ちょうど良い距離になっています。
『目的のひとつ』…多くの仲間と行動することにより、望ましい人間関係を育む。
連帯感、一体感を作りやすい環境になっています。
打刻体験では、重い金槌を使用します。
でも、女の子でも全く問題なく作業することが出来ますので安心です。
しかし、刻印の金具は手で支えるので、不注意による怪我だけは毎回心配しています。
現在は、1グループに対して1人のサポート体制になっています。
毎回、2グループの受け入れ時に、お手伝いをしてくれる人がいることが何よりも心強かったです。
参加されたのは、全国にある中学校の中学生1年生から3年生でした。
生徒さんの中には、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、中東などハーフの子もいました。
毎回、生徒さんの雰囲気が違うので、毎回の出会いが楽しいです。
それを一緒に、楽しんでくれる協力者には感謝しています。
作業は、多様な生徒さんの性格もありますので、マンツーマンで行います。
その生徒さんの性格に合わせた作業の心得を説明しています。
まわりの空気感も読みながら、打刻の作業に集中できる環境を整えるように気配りしています。
この1年間、怪我なく、楽しい体験学習を行えたことは、大変良い結果でした。

来年は1月から開始
この1年間で考えると、体験に関する問合せや予約は、半年前~2ヶ月前のようです。
現在、2017年5月の問合せがあります笑
なので、11月ですが2016年は終了だと思います。
来年は1月からスタートとなります。
打刻体験後には、生徒さんとの交流の時間の中で質問に答えることもあります。
体験時間は、1時間半位ですが、ジュエリーの世界に入るきっかけになったと言ってもらえたら、とても嬉しいです。
ものづくりの魅力、ものをつくる楽しさ、ものを作る過程を知り、ものを見る目を養い
ものを大切にする気持ちは伝えたいです。
来年は、今年より多くの学校で選ばれる体験学習として、内容にも磨きを掛けていきます。
引き続き、来年も宜しくお願い致します。