行動する喜び

自分の行動は、自分の心に従うべきです。

自分の振る舞い、感情、知覚、これを意識させているのは、自分の心の在り方なのです。

自分の心の在り方と問われると、「これはいい」とか、「これはしてはいけません」など、行動の善悪を判断するような道徳的な基準を求めがちですが、大切なことは、“間違っていると分かっていることはしない”ということです。

 

これをするのは、正しいか・間違っているか。

これを言うのは、正しいか・間違っているか。

 

もし、間違っていると分かっているのなら、どうしてそれをするのか、ということが大切なのです。

これに対して、“努力します”と考える人もいるかもしれません。

しかし、正しくないと理解しているのですから、それをしない、という選択はきわめて単純なことではないでしょうか。

 

つまり、正しいか・間違っているかを調べて判断するということではありません。

自分の心の在り方とは、すべきか、すべきでないか、ということにあまり迷うことはありません。

正しいと分かれば、それを行い、正しくないと分かれば、それをしない。ただ、それだけのことなのです。

心の在り方


例えば、いくら空腹の状態だとしても、目の前に美味しそうな毒のある食べ物が置いてあったとしても、生き延びるために食べる人はいないと思います。

この時の選択は、食べてもよいのか、食べてはいけないのか、と迷うことはないはずです。

食欲がないから食べないのですから、努力はまったく必要ありません。

これと同じで、何が正しく、何が正しくないかを理解できる人は、それを努力しようとはしません。

 

もし、自分では正しくないと思っていながら、それをするのは、なにかしら条件を要求されているということになります。

正しくないと分かっていながら、やめられないのなら、それは本当の意味で理解できていません。

正しくないと理解すれば、いかなる条件を要求されたとしても、それをしないはずです。

行動する喜び


間違えないで理解して頂きたいのは、“行動に対して、正しくない事はしてはならない。”という考え方ではありません。

行動に対して、努力する必要はないということです。

また、行動は、自分の気持ちを消極的にするものであってはなりません。

つまり、行動することに自分が喜びを感じることができていることが大切なのです。

 

もし、心の本質に見合った行動であれば、自然と心は楽しい気持ちで満たされます。

その行動がどんなことであれ、苦とは感じることはないはずです。

決して、その行動の結果によって、その人が後悔したり、苦しんだり、疲れさせることはありません。

その行動に対しては、努力よりも喜びの方がはるかに大きい状態ですから、根拠のない自信や普段にはない集中力を発揮することもあります。

心を喜びで満たす


冒頭の“自分の行動は、自分の心に従うべきです。”とは、自分の気質にあった行動が望ましいということです。

これを無視して、行動に対して正しいか、間違っているかを判断すれば、惨めな気分になったり、緊張したり、不安になったり、それが正しいものであったとしても、それに見合った満足を得ることはできません。

 

その人のエネルギーは、正しい行動だけに使われるべきで、分割されてしまう行動は避けるべきです。

心の本質に合った行動であれば、どんなことでも楽しむことができますし、喜びに満ち溢れます。

面白くないと感じるのは、自分の心の本質に反するということです。

 

それが、自分の行動は、自分の心に従うべきという意味なのです。

 

指輪の選び方もこれと同じことが言えます。

結果的に、自分の本質に合った指輪を手に入れることができれば、身につけることが喜びとなり、満足することができます。
自分の本質に合わない指輪を手に入れたのならば、身につけることが苦痛となり、つけようとはしないでしょう。

ただ、もっと考えなければならないことは、どちらの行動にしても、その他のことにも影響を与えるということです。

つまり、婚約指輪にしても婚約指輪にしても、たかが指輪と考えずに、もっと真剣になって考えるべきなのです。

 

打ち合わせを大切にする理由、コンセプトの必要性は、ここまでお読み頂ければ理解して頂けると思います。

プランニングで決めていることがあります。

それは、ふたりの心の本質に手作りが合っているのか、それとも合わないのか。

合えば、手作りしかない。

合わないなら、しない。

だから、いきなり手作りしたいと言われても、制作をして頂くことはありません。

制作無料体験は、手作り指輪の店では一般的なサービスとなっていますが、リンプラは有料です。

 

これは、どの立ち場であっても、心の本質は、誰もが自分の心に従うべきだと考えるからです。

誤解を招くかもしれませんが、お客さまというよりは、同じ想いをもった大切なパートナーとして向き合っています。

自分の想いに共感してくれた人だから、正しいと思うことしかしませんし、間違ったことは絶対することはありません。

 

手作りが合えば、ご縁があった。

合わないなら、ご縁がなかった。

ただ、それだけのことなのです。

お互いに間違っていると分かっているのだから、それでいいのです。

 

その結果どうなったかと言えば、常に喜びの連続です。

図画工作が苦手、デザインを描くのが苦手、コンセプトが思いつかないなど、最初は抵抗を感じる人も多いのは事実です。

でも、みんなそれを乗り越えて、作り上げています。

 

その理由は、その人が自分の潜在意識(強力なエネルギー)を引き出しているからです。

だから、障害だと思っていたことでも、自信をもって集中しながら、楽しみ夢中になっているのです。

行動が喜びであるから、その周りの環境からも協力を受けることができます。

これが理念である感動と喜びを増やすということなのです。

 

自分にできることは、これからも自分の想いを発信し続けながら

手作りされた方の手作り指輪の物語を伝え、さらに新しい物語を楽しみながら

全国に、そして、世界に広めていきます。