無関心の本当の意味

現代では、人とコミュニケーションを取らない人が増えているということから、もっと人に関心を持とうなど、物事や人への無関心をテーマに取り上げるニュースや番組、書籍、セミナーなど良く見かけるようになりました。

 

「無関心」を辞書で調べると、「気にかけないこと」「興味を示さないこと」などの意味があります。

これは、人や物やコトなど、興味や関心を示さないことと考えられ、多くの人は「冷たい、愛想が悪い」などの悪いイメージをもっていると思います。

 

また、ネットで調べていると、無関心の反対の言葉は「愛」と主張する考えもあります。

この説は、人は愛がなくなると、相手に対して無関心になるというのです。

つまり、何を言いたいのかと言えば、無関心は多くに人にとって、良い印象はないということです。

 

しかし、最近では、人に対して無関心になることで、嫌いな人と上手に付き合うことができる、といった考え方もあります。これは、自分にとって否定的な物事や問題には注意を向けるべきではなく、物事や問題には無関心であるべきだという考え方です。

無関心


ここで反対の「関心」を辞書で調べると、“ある物事に対して特に心をひかれ、注意を向けること”という意味があります。

それでは、私たちが普段、物事や問題が起こったことに対して、「無関心」だったり、「無関心」を装ったりするのは、どんな状況でどういう理由があるでしょうか?

 

・自分には関係のないことだから、どうでもいい。

・自分に多少は関係があるものの、自分の安全が脅かされる不安がない。

・自分自身が安全であれば、まわりに問題があってもかまわない。または、他人が犠牲になることを良しとする。

・関わりを持たない方が得をする、または関わりを持つと損をする。

・すでに嫌悪の念があり、関わりを持つこと自体を最初から拒絶している。

 

この他にもあるかもしれませんが、基本的には利己的な理由だと思います。

ただ、「無関心」になることは、その環境から自分を守るひとつの手段であり、一概にこの行為が悪いとは言い切れません。

 

では、この無関心とはどう向き合うべきなのでしょうか?

有関心と無関心


自分の関心があることは、それを楽しみ、受け入れ、それについて考え、行動します。

自分が無関心なことは、それを考えることはせず、気にもかけません。

本来、私たちの自然な行動とは、自分のためになることを考え、行動することです。

自然な行動とは、自分のためであり、他の人々のためになるものを言います。

自分には関係がない、関心がない、関わらない方が得など、損得勘定からの行動は自然とは言えません。

 

たとえ、誰かに何か言われたとしても、それはその人の責任です。

自分にとって好ましくない物事であれば、無理に迎え入れる必要はありません。

でも、それを頑なに拒む必要もないのです。

それに対して、根に持ったり、思い煩ったりすることも必要ないのです。

 

本来、関心は切り離して捉えるものではなく、同じものです。

つまり、「関心に差異はない」と考えるべきです。

この考え方は、世間で言われる「関心」と「無関心」とは意味が異なります。

 

・歓迎もしないし、拒絶もしない。

・愛着もないし、憎離もない。

・快、不快にもとづく心理的な感情もない

 

つまり、関心に差異がない状態とは、「中立」「公平」です。

その理由は、物事の価値を自分が正しく判断することができる状態は、自分が物事を正しく理解するときだけです。

もし、利己的な損得勘定であれば、ありのままを見ることができません。

当然ながら、物事を正しく理解することもできません。

 

物事をありのままに見ることができるのは、中立の姿勢で物事と向き合うときだけです。

物事をありのままに見ることができれば、その対象は“注意”を注ぐに値するか否かを知ることができます。

注意に値するなら関心がある、注意に値しないなら関心がない。

 

自分にとって、好ましいことも好ましくないことも含めて、中立の姿勢で物事と向き合うことが重要なのです。

私たちは、物事が「好意的」であれば、その物事に愛着をもち、反対に「否定的」であれば、その物事を憎離する心理が自然と働いていますし、それを自分の中で受け入れています。

この自分にとって都合のよい物事を「好意的」と呼び、不都合な物事を「否定的」と呼ぶのは、物事を利己的な視点からしか見ていません。また、私たちが、嫌悪する物事を遠ざけようとして、愛好する物事を引き寄せようとすることも利己的な視点なのです。

その結果として、今の「無関心」のイメージが成り立っているのです。

 

無関心の本当の意味は、自分は物事に対して「中立」「公平」であるという姿勢です。

繰り返しになりますが、中立、公平の姿勢である理由は、物事をありのままに見るための手段です。

今回は、そのことについて綴りましたので、少しでも何かしら共感して頂ければ、幸いです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

この「無関心の本当の意味」を綴るきっかけとなったブログ「愛について」もお読み頂ければ嬉しいです。

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