国内の約3割シェア
7月7日(木)8日(金)2日間甲府ジュエリー産地バスツアーに参加してきました。
ジュエリーの街と言えば、東京は御徒町で、山梨県は甲府です。
日本の中でも水晶の産地として、研磨技術の歴史は長く、装飾技術が加わり産業として発展していきました。
現在でも、国内のジュエリー出荷額の約3割を生産しています。
宝石研磨の工房見学や体験もこのツアーの魅力ですが、参加者の皆さんと一緒に現場で活動されている方たちとの交流が一番の魅力だったと思います。
展示会や訪問先の工房で、前職の会社でお世話になった職人さんやメーカーさんにもバッタリ出会ったり(覚えていてくれてありがたいですね)充実した2日間とともに、現在の活動の中にも学んだことを活かして行動していきたいと考えています。
それでは、今回ツアー見学させて頂いた工房と研磨体験をご紹介します。
宝石の研磨体験
宝石の研磨は初体験、サイコロの水晶を使用します。
最初に6面に鉛筆で4本のガイド(線)を書きます。
定規はなくフリーハンドですが、適当過ぎました笑
本来の完成形は、4隅の角を研磨した12面を作ります。
宝石をもつ指は3本で固定します。
円盤の置く位置と宝石の当てる面、角度は、3本の指のそれぞれの支える位置、圧力など指先の感覚がポイントです。
初期の段階で、何を勘違いしたのか1面を2面(4隅角出し)の24面を研磨してました。先生がOKと言って頂けたので、最後まで続行したのですが、最初の段階で均等にできても、次もまた次も、4工程とも同じ面に当てる高度な技術が必要で、均等を維持するのは容易ではありません。
先生に度々マジックでダメな箇所を印をつけてもらい、そのマジックを消していきますが、当て方が悪く、6面は不均等になり、隅の2面も不均等になり、一か所は2面から1面となり、角を出した隅のラインも斜めになり、時間もあったはずなのに、フィニッシュのところで時間切れの幕引きとなりました。ちなみに、参加者の中で最後まで作業してました笑
研磨は基本引き算。研磨の世界のほんの触り程度の体験でしたが、手摺り職人の技術の高さを身を持って知ることができました。
ホームページ:山梨ジュエリーミュージアム