百木百草の歌

意識の質の重要性


活動の分野は全く異なりますが、分野は関係なく、活動の根底にある考え方は一緒だと考えています。

どんな分野でも活動されている個人、団体、会社の根底にある考え方はとても興味がありますし、良いと思えばそれをシェアしていきたいと思っています。

今回ご紹介するのは、二宮尊徳の「百木百草の歌」です。

ご存知でしょうか?

百木百草の歌


米蒔けば米の草生えて米の花

咲きつつ米みのる世の中

蒔く米と生い立つ米は異なれど

みのれば元の米とこそなれ

米の實(み)は根も米なれば種も米

枝も葉も米花も實も米

米の實は又来ん年も米生えて

老い朽つるとも米は米なり

去年の實は今年の種となりにけり

今年の實法来ん年の種

蒔く種のただちに生えて育ちつつ

花と見る間にみのる種種(くさぐさ)

 

梅蒔けば梅の木生えて梅の花

咲きつつ梅みのる世の中

蒔く梅と生い立つ梅は異なれど

みのれば元の梅とこそなれ

梅の實は根も梅なれば種も梅

枝も葉も梅花も實も梅

梅の實は又来ん年も梅生えて

老い朽つるとも梅は梅なり

去年の實は今年の種となりにけり

今年の實法来ん年の種

蒔く種のただちに生えて育ちつつ

花と見る間にみのる種種

 

悪蒔けば悪の草生えて悪の花

咲きつつ悪みのる世の中

蒔く悪と生い立つ悪は異なれど

みのれば元の悪とこそなれ

悪の實は根も悪なれば種も悪

枝も葉も悪花も實も悪

悪の實は又来ん年も悪生えて

老い朽つるとも悪は悪なり

去年の實は今年の種となりにけり

今年の實法来ん年の種

蒔く種のただちに生えて育ちつつ

花と見る間にみのる種種

 

善蒔けば善の草生えて善の花

咲きつつ善みのる世の中

蒔く善と生い立つ善は異なれど

みのれば元の善とこそなれ

善の實は根も善なれば種も善

枝も葉も善花も實も善

善の實は又来ん年も善生えて

老い朽つるとも善は善なり

去年の實は今年の種となりにけり

今年の實法来ん年の種

蒔く種のただちに生えて育ちつつ

花と見る間にみのる種種

自分の意識の質、環境の質、そこから得られるジュエリーの質


自分たちの活動は、純粋にジュエリーの質を優先して考えていますし、一時の感情ではなく、不変の想いで活動しています。

工房は、種を蒔く畑のような環境の質なのです。

だからこそ、蒔く人が何を望んで、お越し頂くのかを理解する必要があります。

また、蒔く人の種は自分たちが責任をもつことになります。なんでも良いという考えはありません。

その場限りのお取引やお付き合いをするつもりは最初からありません。

末永くお付き合いしながら、共に成長しながら人生を楽しみながら、幸せで豊かにしたいと心から願っております。