トリセツ
結婚式・披露宴や2次会の余興として人気の「取扱説明書」。
西野カナさんの歌『トリセツ』も話題になりましたね。
これは、新婦を製品(商品)に例えて取扱説明書を作成し、新郎に対して説明し披露していくという、新婦側の友人などが行なう余興のことです。
逆バージョンの新郎側の友人が新郎を製品に例えて、取扱説明書を新婦に説明することもあります。
大まかな流れとしては、説明時の読み上げ用原稿と新郎新婦に渡す清書原稿も2つを準備し、読み上げたあとに新郎(新婦)に渡すそうです。
ここからは、取扱説明書の書き方をご紹介していきます。
取扱説明書のフォーマット
まずは、基本的な取扱説明書の作り方には、以下の4つの項目を作成していきます。
1.冒頭の説明
最初の取扱説明書の文章として、下記の定型文を使います。
『数ある製品の中から、新郎or新婦をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。この取扱説明書は、新郎or新婦を安全に使用して頂くために必要な注意事項ならびに使用方法が記載されています。今後の新婚生活の前に必ずよくお読みいただき、正しくご使用いただけますよう、よろしくお願い致します。この取扱説明書は、いつでも確認できる場所に保管しておいてください。夫婦喧嘩等、緊急事態になった場合には、速やかにお読みください。』
2.製品の紹介
新郎or新婦を商品にたとえて、説明をいれます。
新郎or新婦の可愛らしい特徴や、性格など、出席者が共感できるようなオリジナルの製品特徴を活用してください。
- 製品名:名前
- 製造年月日:誕生日
- 製造地:出身地
- 製造元:両親の名前
- 特徴:進路新婦
3.ご使用上の説明&注意事項
ここは、新郎や新婦のエピソードを入れます。他の異性との接触禁止を一番最初に説明するパターンが多いようです。
どこまでネタを披露するかは、ご参加されるゲストや新郎or新婦の性格などを考えて進めましょう。
4.保証に関するご注意
返品が出来ないことや、メンテナンス(愛情)、喧嘩(故障)の場合の友人サポートなどを説明します。
取扱説明書の文例紹介
取扱説明書(保証書付)
数ある製品の中から、新郎or新婦をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
この取扱説明書は、新郎or新婦を 安全に使用して頂くために必要な注意事項ならびに使用方法が記載されています。今後の新婚生活の前に必ずよくお読みいただき、正しくご使用いただけますよう、よろしくお願い致します。
この取扱説明書は、いつでも確認できる場所に保管しておいてください。夫婦喧嘩等、緊急事態になった場合には、速やかにお読みください。
品名:箱入り娘
機器コード:314159
形式名:○○(新郎or新婦)
製造年月日:△△年△月△日(新郎or新婦の誕生日)
製造元:△△、△△(新郎or新婦両親の氏名)
「ご使用上の注意」
1.他の男性の手の届かない所に大切に保管して下さい。
2.強い衝撃を加えますと口をきかなくなる恐れがあります。最悪の場合家事を行わなくなる場合がありますので、優しく丁寧にお取り扱い下さい。
3.直射日光のあたる所に長時間置かないで下さい。せっかくの美白肌が損なわれてしまいます。
4.製品の機能が低下した時などは光物のプレゼントや花束、スイーツなど補給していただければ、元気100倍、今まで通り性能を発揮します。ただし、お酒の与え過ぎは故障の原因となりますので十分にご注意ください。
5.この製品は、掃除、洗濯、炊事、裁縫とあらゆる分野にご使用できます。
6.この製品を正常に動かす為には、最低8時間の睡眠を必要とします。
7.この製品は、耐久性にかなり優れておりますが、爆発する恐れもありますので、時にはおしゃれなレストランに連れ出してあげて 下さい。
8.この製品の機能を全て使いこなすには、かなり時間を要しますが作業は快適かつスムーズに行いますのでご了承下さい。
9.この製品は整備点検の為、月に一度は必ず製造元へお返し下さい。また、定期的に私ども姉妹品との接触にご協力下さい。
「保証に関してのご注意」
1.結婚式終了後のお取替え、ご返品は致しかねます。いつまでも優しく、大切にお取り扱い下さい。
2.品質につきましては深い愛情により維持することが出来ます。
3.外見等に経年劣化が見られる場合には、エステや高級化粧品で劣化を抑えるよう努力してくださいませ。
4.万が一お二人の間が故障した場合には、私達が無料で修理にお伺いします。
5.・・・
「保証書」
保証期間:永久保証
お買い上げ日:20△△年△月△日(結婚記念日)
○○(新郎or新婦)さんご結婚おめでとうございます。
この保証書は、 お二人の幸せな結婚生活を永遠に保証する証明書です。ぜひ、早めに可愛い赤ちゃんを私達に見せて下さい。 保証責任者 □□(代表)
手作り指輪取扱説明書<入門編>
いかがでしたでしょうか?
この取扱説明書のご紹介を機に、“手作り指輪の取扱説明書”を考えるようになりました。
しかし、実際にはそう簡単にはいかずに、1つ1つ積み重ねていきました。
時間は掛かりましたが、現段階ではこれは役に立てるという満足できるレベルになったと思います。
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