あるテレビ番組で、50〜40年前位の日本の結婚式が紹介されていました。
日本は高度成長期で、ハデ婚が流行。当時は、新郎&新婦がゴンドラに乗って登場する式場もありました。
結婚するカップルは、結婚式を挙げる事が当たり前の時代でした。
そこから現在は、結婚式を挙げない『ナシ婚』という言葉があります。
イマドキは、幼稚園や小学校の卒業文集に、将来の夢にお嫁さんになること、綴る女の子がいたら、それはどうなの?って言われそうな時代ですよね。
純白のドレスに身を包み、友人たちの祝福の声を聞きながらゆっくりと歩くヴァージンロード。自分のお気に入りの曲が流れ、感極まりながら向かうは白いタキシードを着た旦那様。
友達や同僚の結婚式に出席したときや、結婚式のシーンが流れる恋愛映画を見た後などは、誰もが結婚式っていいなと思うはずです。
しかし、現実は、“結婚式は挙げない”カップルが増えてきています。
ナシ婚の理由
あるウェディング会社の調査では、ナシ婚を選択した理由の1位は、「経済的事情」だったそうです。
“結婚式の費用が高い”あるいは“資金がない”などが多いそうです。
2位は、赤ちゃんが先にできる「おめでた婚」です。
3位は、そもそもセレモニー的行為が嫌いだからです。
最近では、経済的な理由からの“ナシ婚”を選ぶカップルや選んだ既婚者を対象にしたサービスが増えてきていますね。
さて、“ナシ婚”を選んだ夫婦が結婚を機に行ったことで、1位になったのが「結婚指輪の購入」でした。
次いで、「身内だけの食事会」でした。
1位に選ばれた結婚指輪の購入は素直に嬉しいですね。
だからこそ、結婚指輪を扱う側はその想いを理解して、最高の結婚指輪を提供しなければならない。
もし、そこを見間違えれば、結婚式と同じ問題に直面することだろう。
新しい人生のスタート
ある方の意見では、経済的な理由で式を挙げられなかったが、出来る事なら式を挙げて、父とバージンロードを歩きたかったという想いがあっても挙げられない事が心残りとなっている人もいます。
また、結婚を必ずしなきゃいけない、と言う考え方に理解できない人もいます。
王道としては、冠婚葬祭に関する費用は無駄に高いイメージがある。少しでも浮いたお金で今後の出産や生活に回したいっていう考えは多いですね。
また、結婚式を挙げた方の意見としては、結婚式の準備で「誰を呼ぶか?呼ばないか?」で悩み、友人を呼んだけど、参加してくれなかったり、友人から「あの人が行かないなら、私も行きたくない」と言われたり、「結婚式の招待状を送ったのに、返事がなかったり…楽しい結婚式のはずが、苦い思い出になったそうです。
ところで、結婚式の代わりのお金の使い道は、「新生活の準備」や「子供の養育費」、「新婚旅行」でした。
「結婚はゴールではなく、新しい人生のスタート」
これはよく言われる事ですから、スタートだから盛大に祝いたいも、目の前の現実を考えて堅守するかは、パートナーとの計画でいいと思います。
結婚式を挙げる・挙げないは、ふたりの自由で良いと思います。
幸せの物差しは、ふたりでしっかりと決めることが大切だと思います。
結婚してから結婚式を挙げても良い。
結婚してから結婚指輪を作っても良い。
過ぎた事を悔やむよりも、今やりたいならやったら良いと思う。
結婚式を2度挙げてもいいじゃないですか。
結婚指輪を作り直してもいいじゃないですか。
結婚式を挙げなくても、今が幸せならそれでいい。
結婚指輪がなくても、今が幸せならそれでいい。
結婚式を挙げたら、今よりも幸せになれる。
結婚指輪をつけたら、今よりも幸せになれる。
この価値を提供できているか・できていないか
アンケート調査は、こうした提供側が作り出した結果でもある。
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