今回のカタチは、「■」です。
銅板の大きさから、8枚分切り出します。

四角は一見簡単そうに見えますが、実は基礎的な技術が身についていないと難しい作業です。
まっすぐな直線、上下が平行でなければなりません。
道具のやすりの扱い方から姿勢まで、身体で覚えさせて技術を向上させていきます。

表面についた小キズもキレイに磨いていきます。
大きなキズはヘラを使って埋めます。

工房に太陽の日差しが差し込み、とても明るい空間の中で作業ができます。

バフ研磨機で表面を綺麗にします。
その後に、最後の仕上げ「緋銅」の作業です。

8枚中6枚は緋銅に成功!
2枚は失敗しました。
失敗した1枚は一部分は表面が溶けていますが、緋色は抜群に綺麗でした。
炎の温度、銅の溶ける前のギリギリの瞬間の見極めが難しい緋銅。
成功した緋銅の色合いには、満足はしています。
ただ、昨年のような最高ランクを追求していた気持ちが再燃してきました。
