緋銅プレートの不足分を補うために、また手作りしました。
今回のカタチは、これです!!
雪だるま

雫のプレートを作成しているときに、トップの部分を丸にしようと考えていました。
下書きをしてみると、雪だるまのようなカタチになりました。
ただ、雪だるまが目的ではなかったので、大きな丸と小さな丸のバランスはそれぞれ違います。
今回の制作する枚数は11枚です。

銅板から切り出しました。
ここからは、ヤスリを使ってカタチを成形していきます。

上下左右対称にする
何と言っても、この上下左右対称にするには、技術がなければできません。
さらに、裏と表。そして側面あります。
技術がないと、上下左右を見比べたときに、歪みます。
さらに、その歪みも技術がなければ整えることができません。
これは、もう努力しかありません。
やればやるほど、技術は確実に上達していきます。

表面の大きなキズは埋めます。
どうやって、埋めるのかと言うと、キズのあるまわりから銅を寄せて、寄せて埋めます。
これが結構大変な作業なんですよ。

バチカン用の穴あけ
その後の工程が、バチカン用の穴あけです。
銅板の厚みは1.2㎜です。
リューターという機械を使用します。
リューターは歯科医院にある歯を磨く時に使用する道具に似ています。

11枚すべての穴あけと紙やすり処理が終わりました。
ここから、バフ研磨機を使って、さらに表面をピカピカにします。

やっと、最後の緋銅の工程になりました。
実は、この一連の作業は数日間かかっています。
最初の頃よりは、技術の上達と共に作業時間も短くなってはいますけどね。

緋銅の作業開始です。
一番のポイントは火の温度と当て方です。
今回は、11枚のうち10枚が成功でした。
1枚は失敗しました。原因はこのビーカーに入っている硼砂水溶液の状態でした。

成功した10枚です。
この新型の緋銅プレートの形は、どうですか??
今回の制作を終えた時点で、必要枚数に到達しました。
ただ、「選べる」と謳っている割に、この数では物足りなさを感じます。
なので、今月(来週)あと一回の制作を予定しています。