雫のプレート
3月から本格的に始まる「世界にひとつだけのネームプレートを作ろう」ですが、緋銅プレートは在庫が不足しています。
そこで、新たに緋銅プレートを作成しました。

写真の真ん中のプレートだけ色合いが違うと思いますが、これは最初のころに挑戦したものです。失敗ではないのですが、緋銅のランクで言えば「B」ですね。ちなみに、このランク基準は定められたものではなく、自分の基準となっています。
Bは、もし気に入っていただけるのならどうぞ使ってください、というレベルです。
技術的な面の説明としては、表面についた皮膜を軽く研磨しています。
銅板から9枚切り出し
銅板の厚みは1.2㎜です。こんな感じで最初に「〇」をケガキで引っ掻きます。
ここから、糸鋸を使って切り出します。

今回は、全部で9枚の雫のプレートを制作していきます。
ここから、やすりで削って成形していきます。

やすりは最初荒目で削り、その後に中目、細目とやすりを変えて削ります。最後は紙やすりで仕上げます。
左右対称に整えるのはもちろん、均一に削り、均一な面にすることはとても技術がいることなのです。
すべて手作業なので、この枚数でも時間と日数は掛かります。

この後は、磨きの仕上げとなります。場所を変えて、バフ研磨機を使用します。
表面のキズや凹凸をすべて磨き鏡面にしていきます。完成がこちら↓↓

もう一度この9枚を見てください

分かりましたか?
最初に切り出したのは、9枚だったはずです。でも写真は9枚ありますが、その内1枚は前回制作したプレートですので、8枚しかありません。
はい、「B」ランクでした。
「A」ランクは8枚ということで、緋銅の成功率は88%でした。