婚約指輪いらないって言われたら

 昨年から話題になっていたDAIGOさんと北川景子さんの結婚会見は記憶に新しいですね。DAIGOさんが贈ったハリー・ウィンストンの2カラットのダイヤモンドの婚約指輪も話題になりました。ただ、個人的には指輪の金額に話題を集めたメディアのやり方は、ちょっと残念な気持ちになりましたね。

 

 プロポーズの意味は、結婚の申し込みです。そもそも、その証として用いられたのが婚約指輪です。それがいつの間にか、『ハリー・ウィンストン』、『カルティエ』、『ティファニー』とか海外ブランドを求めたり、指輪の金額で価値を判断するようになってしまったことが、とても悲しいことに思えます。

婚約指輪


 日本では、高度成長期にダイヤモンドの婚約指輪が普及していきましたが、そこをピークに現在まで減少の傾向にあります。もともと、日本には指輪を贈る習慣はなかったので、指輪の歴史は浅いです。日本人の精神よりも海外の様式を日本風にアレンジしているだけだから、結局は根付かない。

 

 最近では、これまで自分が危惧していたことが話題になる。「結婚すると何かと物入りなので、婚約指輪はいらない」と宣言する女性たちです。少女の頃は誰もが憧れることでしょう。だから、婚約指輪は女性の憧れでもありました。しかし、その神話も大人になると崩壊し始めています。そして、それに拍車をかけるのが男性です。素直に「指輪はいらないんだ」と受け止めてしまうのです。

 

 女性から「婚約指輪はいらない」と言われた場合は、「用意しない」と答える男性は半数以上いるそうです。しかし、実は「婚約指輪はいらない」の真相は、女性が男性を気遣う気持から「いらない」と言っていることが多いそうです。

 

 ちょっと前に、象印のお釜のCMで尾野真知子さん出演の婚約指輪編は、まさにその心境を語っていましたね。

実は女性は待っている


 さて実際は「いらない」と言いながらも、女性のホンネは用意してほしいのです。その気持ちを男性が察するのは難しいかもしれませんが、女性の秘めた期待も込められていることを忘れてはいけません。

  • 口では『いらない』と言っても、大事に考えてくれる気持ちがあれば、婚約指輪を用意してくれると思うから
  • サプライズに憧れる。婚約指輪は欲しい
  • 決して安い物じゃないから気を遣って「要らない」って言った。心では「欲しい」と思っていることに気付いてほしい
  • など

 

しかし、婚約指輪というのは男性にも憧れがあります。

  • 『いらない』と言われても、結局は欲しいのではないかと自分が思い込んでいる
  • 自分のけじめだから
  • 一生に一度の思い出だから

最近では、「婚約指輪は買わない分、結婚指輪を奮発します。」と言った意見もあります。

前々からある意見で「指輪は要らないので、旅行や結婚式にお金をかけて欲しい」

ここまでの流れを見る限り、婚約指輪は安物じゃ嫌だけど、その金額を出すのなら他のものに使いたいというのが、いらない大きな理由ではないだろうか。

これからは自分で婚約指輪を手作りする


男性は、結婚する証として、自分だけではなく相手にとっても、周りにも婚約指輪はけじめになると思います。

女性だって、男性から婚約指輪を贈ってもらえるのなら、それを拒む理由はないはずです。

 

つまり、いらない人にとっては、婚約指輪の価値が低いということです。

自分はその価値を上げるのが、自分で婚約指輪を手作りすることにあると思うのです。

金額以上の価値、ダイヤモンドやプラチナと同じくらいの価値が手作りにはあると確信しています。

 

自分が最高だって思える婚約指輪だったら、自分だって自信になるし、相手だって喜んでくれるでしょ。

日本人って世代関係なく、心の内面の部分、思いやりで繋がることを望むはず。

だから、自分で想いを込める事ができる手作りを選ぶ人が増えているのです。