金の話

世界で始めて貴金属として扱われ装飾品に使われてきたのが金です。

最古の歴史にあるものでは、古代シュメール人が紀元前6000年頃、すでに金装飾を用いていたという話もあるくらいです。

紀元前1300年代に作られたツタンカーメン王の黄金のマスクは有名ですが、エジプトは金とかかわりの深い国です。

ファラオの時代から「金は高価で尊いものである」として珍重され金は神が王に遣わしたものとして、一般市民が金のかけらを持つことさえ禁じました。こうして集められた金が、王の金の棺やマスクにと加工されていきました。

当時は砂金採りの手法で集められていたにもかかわらず、ツタンカーメン王の眠る棺の金の使用量は 110kgと莫大な量でした。


また、金の採掘でアンデス山脈に居を構えたインカ帝国の巨大な国家を支えられていました。 後に豊富な金を求めるスペインによって攻め滅ぼされてしまいます。基本的に、金はいつでも不足していて、希少性の高い金属です。金の埋蔵量は極端に少なく、1トンの金鉱石から3グラムも取れれば上出来 という世界なのです。

金の産出国


1970年頃には、世界の産出量の7割を南アフリカが占めていました。現在は資源の低下、他産出国の追い上げ、施設の老朽化などにより10%前半程度のシェアですが世界一の生産高を誇るのです。

クルーガーランド金貨で知名度のある南アフリカは、金以外にもダイヤモンドやその他の地下資源が豊富で有名です。金の鉱石はその何十、何百倍という銀や銅が含まれているのが普通で、こうした金属も高い産出量を誇っています。


現在、シェアも10%台と追い上げているオーストラリアは、広い国土と豊かな資源を持ち恵まれた国です。


オーストラリアとほぼおなじシェアを争っているのは、過去にゴールドラッシュを経験したアメリカです。

 

4位は中国です。


5位のペルーは、昔スペイン人によって襲われたインカ帝国の後に出来た国家です。

 

黄金の国と呼ばれた日本は、現在はわずかに0.3%前後です。歴史上有名な佐渡の金山を始め、主要な金山を掘りつくしてしまいました。現在でもわずかながら産出を続ける鉱山もあるようです。

金の特性


金は、柔らかく加工がしやすい特性を持っています。

金箔は1グラム程度の金があれば、1メートル四方に畳半畳くらいまで伸ばすことができます。さらに、その厚さは1/10000mmという薄さ

です。

金は延性にも大変優れた金属で、1グラムあれば2.8キロメートルの金糸が取れるそうです。

また、有名なツタンカーメン王のマスクが何千年もの間、輝きを失わないのは、金に他の溶剤に対して高い耐性をもっているからです。通常であれば錆びることも腐ることも無いです。そのため、塩酸、硫酸などでは金を溶かすことが出来ません。金を溶かすには王水(塩酸と硝酸を3:1で混ぜたもの)を使用します。

ただ、金そのものは剥がれやすいので、扱いは丁寧にしなければなりません。

7〜8割は装飾品利用


世界最古の貴金属として愛用されてきた金は、現代でも装飾品として世界中で人気があります。金に他の金属を25%配合した18金で加工するのが一般的です。

金は工業用用品としても広い用途で使われています。


『金の展性を利用したもの』

金箔や金糸など。金箔は見た目の美しさもさることながら、金箔を貼った面を腐食などから保護する役割も兼ねています。

また、宝飾品の金メッキもこうした目的で使われています。また、人工衛星の外側に貼られたりもしています。


『金の反応性の低さに着目したもの』

金は酸等におかされる事が少ないため、金歯として使用されます。常に濡れる部分にあるため、点腐食性の低い金は適しています。

ま た、耐性が高く、反応性が低いので、アレルギーを起こしにくく、長期間使用しても金の成分が流れ出すようなこともありません。

金継ぎは、割れた陶器を修理する際に接着剤代わりとして使用します。金で補修することによって、新たな味わいが出るというのも特徴です。


『伝導性の高さを利用したもの』

CPU、LSIなど、演算機器において金はなくてはならない存在です。よりクリアでより高速の電気信号を伝えることが出来、腐食などの危険が無い金は、こうした最先端の電気製品において、代替が利かない優秀な品物なのです。また、製品の品質を高めてくれる端子部分などにも使われています。


『その他の用途』

例えば、ガンの治療薬として、または検査時のコーティング材として使用されるなど、医学関係にも大きな役割を果たしています。そのほか、化学反応の触媒としての用途など、さまざまな分野で使用されています。

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