長続きする夫婦の秘訣

伝える気持ち

長続きしている夫婦の共通して言えることは、「相手に感謝の気持ちを表現すること」でした。例えば、『おはよう』、『いただきます』、『ありがとう』、『おやすみなさい』の日常の挨拶は、一緒に生活するうえで最もシンプルで大切なことです。夕飯を食べずに待ってくれていることや、家事・育児をしてくれていること、その他小さなことでも、感謝の気持ちを『ありがとう』と言葉で伝えることです。

「夫婦だから言葉で伝えなくても分かるだろう」とは自己都合の解釈です。言葉にして言わないと相手には伝わらないものです。また、顔を合わせることも大事です。意識して目を相手に移すという行動です。笑顔も大切です。毎日笑顔で感謝の気持ちを伝えていれば、たとえ夫婦げんかをした後でも、ちゃんと仲直りできます。

何より大切なことは、感謝の気持ちに見返りを求めないことです。家事や仕事を手伝った、相手の何か役に立つことをしたとしても、「だからこうしてくれ」と、見返りを望むのは禁物です。ギブ・アンド・テイクではなく、ギブ・アンド・ギブで感謝を続けましょう。

これから永遠にいつも一緒に人生を歩む

結婚前に想像より、現実の結婚生活の日々は淡々するはずです。テレビを見て一緒に笑ったり、同じ食べ物を好きになっていったり…、日常の小さな楽しみの積み重ねが家族を作り上げていく。つまり、結婚する相手には自分に似た相手を選ぶ傾向にあるのです。心理学的には、『自分が好きな人や親しい人は、自分と似ている』と思う傾向があるそうです。また、結婚するとドキドキする気持ちが減っていくのは自然な流れです。その理由の一つは、一緒にいる安心感によるものです。また、異性の長い関係は、恋愛だけではなく、友情に切り替わっていくものです。それが自然の流れなのです。つまり、恋愛感情よりも家族としての友情が強まりに気が付き、それを幸せに感じられるかどうかが、夫婦がいつまでも仲良くいる秘訣のようです。

結婚指輪は誓いの証

最後は、お互いに大抵のことは好き勝手に行動するが、夕食の時だけはテレビを観ながら二人で会話をする。二人で旅行する。夫婦の絆を深められるものは、とても重要です。その理由は、夫婦は共に楽しい体験や困難な状況を乗り越えることで、より絆が濃密かつ強固になるからです。例えば、旅行。道に迷ったり言葉が伝わらなかったり、慣れない場所で計画外のことが起こります。そのときに相手がどう反応するか。自分と共に、それを乗り切れるかどうか。これは、結婚生活において訪れるたくさんの困難を一緒に乗り切れる自信に繫がるのです。独身の男女が結婚をためらう理由の一つに、『自分の時間が無くなる』というのがあげられていますが、ふたり一緒の時間と体験無くして絆が深まるはずはありません。

結婚はカップルのゴールではなくスタートとは、今では当たり前のように言われています。本質的な部分をふたりが理解し、お互いに思いやりの言葉をかける。同じ趣味があれば尚良いです。共に何かを育みながら人生の困難を乗り越えて行く経験を積み重ねてください。運命の人と結ばれたのですから、夫婦として生涯共に生きて欲しいと願います。

ふたりの時間の積み重ね

ふたりで結婚指輪を手作りすることは、つまり本質的なことなのです。結婚指輪とは結婚の証でもありますが、結婚しているという安心感、充実感、幸福感の証にもなるのです。手作りは、ふたりで行う共同作業であるべきです。そのために、自分たちでデザインを考えることや自分たちで結婚指輪を作り上げることを目指して欲しいのです。そこに自分たちの想い、価値を感じて欲しいと思います。

結婚と離婚と結婚指輪

もちろん、これから結婚をするのに、離婚とは縁起の悪い話です。しかし、日本では3組に1組が離婚しています。多い少ないは別として現実に自分にも起こるかもしれないのです。だから、今の幸せな気持ちと勢いだけではなく、冷静にふたりで考えて欲しいと思います。結果として、結婚指輪選びも役立つと考えております。

離婚者の意見

「二人で一緒に買った物はほとんど処分したけれど、どうしても婚約指輪と結婚指輪だけは捨てられない。まだ未練があるし、結婚指輪は2人の結婚生活を見守ってきてくれた御守りのようなもの。必要ないと思えるまでは大事にしたいの…。」

「さすがに婚約指輪は取ってあるけれど、やり直すことはないし、そのうち結婚指輪なんてどうでもよくなるよ!婚約指輪はダイヤがついているからもったいなくて捨てられないよね」

金額的なもの、愛着、想い入れなど…それが良い悪いではなくて、別れても手元に残してしまうものだということです。

安心感を手作り結婚指輪が運んでくれた気がします

夫が家事や子育てに非協力的、お金の問題、価値観の違いなど、夫婦仲が悪くなる原因は多くあります。しかし、夫婦喧嘩の原因を集約すると、実は3つなのです。

  1. 相手を否定する、批判する
  2. 押しつける、強要する
  3. 無視する・関心がない

これは、恋愛関係でも同じ事が言えますし、人間関係も同じです。一緒に何かを成し遂げる場面では、これらのことは避けた方がいいでしょう。

お互いをもっと知り絆を深める手作り結婚指輪

それでも喧嘩が起きてしまうもの。その時の対処法として、「勝とうとしない」ことです。そもそも喧嘩の目的は、相互理解です。しかし、お互いに感情的になると白黒つけるまで相手を打ち負かしたくなります。冷静になれば、運命共同体である夫婦は、どちらも得をしないからです。だからと言って、「勝手に土俵をおりない」ことも大切です。それでも、感情的になっているときは冷静にはなれないものです。その時には、無理に話し合おうとせず、ただ、結論を先送りしないように、次は○○(夜帰ってきてから)もう一度話そう、とタイミングを外すことをおススメします。

上手な喧嘩とは、お互いに冷静に本音が言えて素直に「ありがとう」「ごめんなさい」が言える喧嘩です。どちらかが一方的に非があるのではなく、ここまで険悪になった要因はお互いの中に存在しているわけですから、そのことだけはふたりで想いを込めて手作りした結婚指輪を見て思い出していただけるきっかけになれば本望です。