手作り指輪の店【2015年1月】

全国で手作り指輪ができる店は、2015年1月現在で43件(自社調査)あります。店舗はもう少し多い数になると思います。その内、東京には12店舗あります。次は九州で6店舗。大阪は5店舗です。東京はダントツに多いです。しかし、ブライダルジュエリー市場は婚姻数減少、少子高齢化の影響も懸念されます。ただ、ジュエリー市場が縮小傾向であることを考えれば市場規模は横ばいもしくは若干の低下にとどまっています。

ちなみに、ブライダルジュエリーブランドは国内にどのくらいあるかご存知でしょうか?なんと200以上あります!1ブランドでも数十単位ですから、20本としても、デザイン数にしたら4,000種類あるのです。

この既製品が占める割合が約50%です。年間婚姻数が66万組。結婚指輪の取得率が98%と言われていますので、約64万組が購入していることになります。これは全国での話。地域人口による婚姻組数も異なります。それにしても東京はブライダルジュエリーの激戦区ということはわかります。

さらに、セミオーダーは約30%、フルオーダーは約10%、残りの10%に手作り指輪があります。自分で手作りすることがもっと多くの方に浸透することができれば、これまでのシェア比率は間違いなく変わります。手作り指輪はその可能性があると確信しています。

今後の手作りの方向性

自分で作ることへの抵抗感をいかに解消、軽減していけるか。つまり、大切な指輪を失敗したくないと考える人は多いと思います。世界にたった一つの手作り指輪というキャッチフレーズと、簡単、手軽さをアピールしていました。さらに、最近では金額面を打ち出したアピールもあります。

これからは手作りの存在意義が問われる

リンプラは自慢できる程の輝かしい実績はありません。しかし、モノを売る感覚で手作りが広がるのは間違っていると考えます。それでは、既製品やオーダーとなんら変わりのないものだからです。コトに対して提案するべきだと考えます。つまり、結婚指輪をなぜ身につけるのかを持論をもって説明できなければなりません。「だから手作りにしかできないのです」って自信をもって伝えることができ、なおかつ完成した指輪を前に「やっぱり選んで正解でした」と作った本人が満足できるものでなければいけないと思います。さらに、身につけた後にも同様に「身につけることが楽しい、幸せです」って生涯に渡り身につけてもらえることを前提に提案するべきです。多くの方にお伺いすると、色々と調べて自分たちにとって満足のいく結婚指輪を選ばれています。ただ、その基準になっている大切にしている想いを聞いていると、手作りはどの想いにも対応ができると感じています。手作りができることは、デザイン性や特殊技術を売ることではないと思います。リンプラはそこよりも、手作りすることに特化しています。自分自身で生み出す体感型手作りです。最近ではホームページを見てアットホームな印象を受ける方が増えています。リンプラの想いがしっかりと伝わっている証なので本当に嬉しい限りです。共感してくださる方はまだまだ多く存在していますが、リンプラの力が足りないため、リンプラの存在自体知らない方も多くいらっしゃいます。今年は、もっと多くの方にリンプラを知って頂けるように活動していきます!