結婚式のリングリレー

皆さまは、「リングリレー」をご存知でしょうか?リングリレーとは、結婚指輪の交換の際にゲストと一緒にするセレモニーです。参列しているゲストでリボンを持って、結婚指輪をそのリボンに通し、祝福の想いを込めながら、新郎&新婦まで運ぶのです。そこには、自分たちの結婚指輪をお披露目したいからという想いも込められています。

リングリレーが浸透しない理由

リングリレーは、ご列席者全員参加型と、ご列席者指定参加型があります。これは式場と本人たちの要望で変わります。例えば、ご列席者全員参加型の場合はゲストのご着席後に全員のお手元に届くように席に沿ってリボンを渡します。ゲストの人数が多いと準備とリングを運ぶ時間がかかり、その後のスケジュールに影響する可能性があります。また、新郎側と新婦側に分かれてのリレーでは、参加人数によっては新郎&新婦の手元に届くまでにタイムラグがでる可能性もあります。また、スケジュール的に過密な結婚式では、時間のかかるリングリレーは一部のご列席者や式場から敬遠されやすいのです。

祝福を分かち合うのがリングリレーの目的

リングリレーは、ゲストの方は結婚指輪を渡しながら祝福の気持ちを込め、新郎&新婦は列席者の皆様からの祝福の気持ちを受けとめ、二人で幸せを築いていくことを誓うのです。このゲスト参加型の結婚式のニーズは増えていくと思いますが、これまでの結婚式のイメージのままの方には、間延びとしか思えないことでしょう。そこで、リングに風船をつけるというアイデアが生まれています。大勢のご列席の皆様が楽しめるように、リングの場所が一目でわかるのです。ゲストの皆様の手を通り、結婚指輪はお二人のご家族の手へ。そしてご家族からお二人の手へ。皆様からの沢山の祝福を受け止める事ができる、リングリレーの後の結婚指輪の交換は、想いも一際大きくなるはずです。

結婚式のこれからを左右するリングリレー

「結婚式でリングリレーをしました!」そこから話が広がり、この式での写真を頂きました。ピュアリングプランナーとして、本当に嬉しいです。何が嬉しいかというと、新郎&新婦のおふたりが本当に大切にしたい宝物であること。その結婚指輪をゲストの方に近くで見てもらいたいと考えたそうです。その後の披露宴でも、結婚指輪の話題になったとのことで大変喜ばれていました。結婚式そのものが見直されている現代において、結婚指輪の交換する儀式もまた見直す時期だという気がしております。既製品やオーダーではなく、自分たちが手作りした結婚指輪だからこそ、祝福の想いを込めてもらいたいと願うし、自分達もさらに満たされると思います。そもそも、ふたりで手作りすることが軌跡なことですから。