婚姻組数は64万9000組

厚生労働省は1日付で、2014年の人口動態統計(推計値)を発表しました。

1年間に生まれる子どもの数(出生数)は、記録の残る1899(明治32)年以降、最少の100万1000人。

100万人は維持しましたが、予想では大台割れ寸前との見方でした。

死亡数から出生数を差し引いた人口の「自然減」は、過去最大幅の26万8000人。

結婚組数も戦後最少を更新すると予想されており、人口減少傾向に歯止めがかからない状況です。

出生数は、前年の102万9816人(確定値)に比べ、約2万9000人の減少。

一方、死亡数は高齢化に伴って前年より約1000人に増え、戦後最多の126万9000人に上るとの予想です。

人口の自然減少は8年連続。


死因の原因ランキング

(1)悪性新生物(がん)

(2)心疾患

(3)肺炎

(4)脳血管疾患

この4疾病で死んだ人は全体の6割を占めています。


少子化による若年層の減少と、晩婚・非婚の増加で、結婚する男女も前年より約1万2000組減の64万9000組と推測されています。

また、離婚数は約9000組減少の22万2000組と推測されています。

3組に1組の割合は横ばい状態です。


推計値はいずれも2014年1〜10月の実績値を基に11〜12月分を推計し、1年分を算出している。

2014年の実績値(速報)は15年6月に公表される見通し。

実績の出生数は100万人を割る可能性があるそうです。