プロポーズの日は選びましょう

結婚に至る過程の前にある最も大きなイベントのひとつであるプロポーズ。

気合いの入った用意周到なものから日常的な風景の中で行なわれるさらりとしたものまで、さまざまなプロポーズがあります。一生における重大なその日を、どのように迎え、過ごしたのでしょうか?


「どんな場所・シチュエーションで?」


この質問は良く目にしますが、「なんの日だった?」って、あまり注目されていません。ピュアリングプランナーとしては、そこは必ず抑えておきたいポイントですが、十人十色のタイミングがあります。今回はマイナビが2014年9月11日~2014年9月16日に既婚男女20~50代の329名を対象に実施したインターネットアンケート結果をシェアします。


■プロポーズされた・した日付を覚えていますか?

  • 覚えている…34.4%
  • 覚えていない…65.3%
  • その他…0.3%

なんと約65.3%の人が覚えていないと回答。正直、手作り婚約指輪の男性をお手伝いしている立場からはこの結果に驚いています。一体、どんな日にプロポーズされた人が多いのか質問項目があるので見ていきましょう。

 

■プロポーズされたのはどんな日だったかのか教えてください。

  • 特に何の日でもない…63.1%
  • 彼女の誕生日…18.0%
  • 交際記念日…7.2%
  • 彼の誕生日…1.8%
  • その他…9.9%

「その他」の中で一番多かったのは、クリスマスです。他には七夕です。ふたりだけにわかる記念日として、初めて会った日や交際開始から1000日目など素敵ですね。初耳だったのは、友人の結婚式や婚姻届を出した日にプロポーズもあるようです。

残念としか言えないのは、「特に何の日でもない」と回答した人が63.1%もいることです。これではプロポーズの日付を覚えていないと答えるのも納得できます。プロポーズは結婚の約束を誓う日です。ドラマチックなセリフや演出は個人的な好みですから、それについて意見をいうつもりはなくても、自分が誓った日を覚えていないというのは、無責任というか誠意がないというか…お互いに記憶と感情に残るプロポーズにしたいと思うのが純粋な気持ちだと思うのです。ピュアリングプランナーとしては、特に何の日でもない日は止めて欲しいと願います。

 

■結婚記念日や入籍記念日とは別に、プロポーズ記念日を祝うことはありますか?

  • ある16.8%
  • ない83.2%

プロポーズ記念日を祝っているカップルは2割に満たないという結果に。プロポーズの日付を覚えている人は3割強いたので、覚えていても祝わないというカップルもいるようです。お祝いの内容で圧倒的に多かったのは「レストランなどで外食」というもの。ほかに「ケーキと花束でちょっとしたお祝いをする」「プロポーズされたレストランで食事する」などで、さり気なくその日を祝う人が多い印象です。「ケーキを買ってプロポーズ記念日だねーと小躍りする」という回答もあり、こちらもあまりお金をかけずに楽しくお祝いしている風景が伝わってきます。「ちょっとした外食やデリの購入はするけど、お祝いといえるほどではない」ということで「祝わない」と答えた人も多そう。ちなみに豪華に祝うカップルは「おいしいお食事つきの旅行」「ペニンシュラホテルのヘイフンテラスで中華ディナー」など。どの回答も食べ物のエピソードがあり、結婚=生活を共にするふたりにとって、やはり食事は外せない条件だということが感じられますね。


婚約の本来の意味よりも、結婚前の儀式として表面的な部分で伝わり広まっている状態なのだと考えます。男性はプロポーズすることに対して、相手へ誓う訳ですから、責任という緊張や重圧はあるものです。しかし、プロポーズの中身で緊張したり、重圧を感じるのは、本来の意味合いとは違うものであり、それが障害になることは不自然に感じます。つまり、自分が決断したことを相手にどうしっかりと伝えるのかを考えればいいだけなのです。プロポーズは一生に一度ですが、記念日としてプロポーズをした日をまたふたりで祝えばいいのです。プロポーズした日はふたりにとって特別な日であるべきです。特別の日だからこそ、記念するのは良いことだと思います。人生にとっては、通過点です。でも、その日からふたりの同じ道になった日なのです。食事でもなんでも良いです。日常は忙しいかったり、お互いのことを思いやれないときもあると思います。だからこそ、お互いが向き合った日を大切にして欲しいと思います。しかし、本当に覚えていないは寂しすぎるし、哀しいです。駄目だよ。本当に。