
東京浅草【RINPLA】では、ワックスと呼ばれるロウ材(ロウソクの一種)をご用意しております。
一般的なジュエリー制作で使われている技法で、ワックスは加工しやすい素材ですので、自由なデザインの制作が可能です。
東京浅草【RINPLA】では主にグリーン(ハード)ワックスを使用しております。
その理由は、固さがあるのでしっかりと作り込めること、複雑な形状などにも適していること。お預かりした指輪の修正依頼に対して、職人が忠実に仕上げることができるからです。
ヤスリのかけ方

ヤスリは、制作する面積と比較して大きさを選びます。また、ヤスリがけする部分のカタチによってヤスリの形も選び方も変わります。
最終的には、キレイに整えていきます。ヤスリにも持ち方があります。かけ方があります。そして、何よりも姿勢です。
なるべく、安定の良い位置に構え、削る面に対して平行に体が動く、イメージ通りのヤスリの削り具合になることがコツです。
テクスチャーのつけ方
ここでは、木目仕上げのつけ方をご紹介します。
ワックスには、ハードワックス(緑色)とソフトワックス(紫色・青色)があります。これは、溶ける温度が異なります。
ハードは高温。ソフトは低温。
ソフトワックスの場合には、熱でカタチを崩す恐れがあります。
ワックスでは、表面に何種類ものテクスチャーを施すことができます。荒々しいタッチやトロッとしたタッチ、細かな模様など、テクスチャー表現でオリジナルティが楽しめます。
- 線をつける
針や先端の尖った道具で、ひっかくように細かく線を引きます。線を模様のようにして描きこんでも、おもしろい表現ができます。
- 槌目(つちめ)の雰囲気をだす
半円球状に削ったり、温めた先端で押し付けて凹ませたり、並べて模様をつけます。こうすると、うちだしの時の槌目のような感じが表現できます。
- ヤスリ目を残す
表面にたくさんの面をつくります。ヤスリ目の粗いもの、細かいもので、面の筋目を調整します。
特に手作りされる方に人気の表現方法です。
- 盛ってトロッとした感じをだす
少量のワックスを、ベースのワックスに線状や玉状に盛ります。溶かしたワックスはトロッとして、地金にしたときによく光り、ワックス独特の味が出せます。難易度はちょっと高いです。
- 穴をあける
厚さは1.0mm以上をおすすめしています。
溶かしたり、リューターを使って穴を開けます。