動画制作
先日、モニターさんによる制作がスタートしました。
6月に開店したばかりでRINPLAでは実績が不足しております。
リングプランナーとしてのスキル(経験)は、しっかりと磨いていますので初めての方でも安心して頂けます。
ただ、やはり事例がないのは信憑性に欠けます。
そこで、RINPLAではどのような流れで工程が進むのか。
実際に、モニターさんにご協力していただき、実演していただくことになりました。
今回は、女性の方1人にお願いをしております。
打合せも当日行いました。
モニターでも「自分で作る」が前提です。
そのために、どんな指輪を作るのかテーマも決めました。
表面的な部分を飾るものではなく、裏側にある在りのままの作業姿を公開して行く予定です。
彼女の選んだデザインは、ハートの切り抜きが”こだわり”です。
もちろん、はじめての方にとっては難易度はちょっと高めとなります。
だからと言って、「ここは職人にお任せください」というのでは、前提である自分で作るに反します。
翌日、職人と打ち合わせをしながら、初めての人でもできるような道具を選定していました。
そして、本日購入した道具が下にある写真です。
一番上のダイヤモンドポイントは、ガラスなどに彫刻できます。
今回には、まったく必要のない買い物、つまり衝動買いでした(笑)
モニターさんの制作は、当日では終わりませんでした。
次回いよいよ完成となります。
この道具を使って頂き、最後までしっかりと上手に作っていただけるようサポートします。

制作しやすい環境を作る
リンプラでは、制作において「これだけは!」というものがたくさんあります。
道具もそのひとつです。道具の良し悪しも当然ながら、一番は誰でも使いやすいと思えるものかどうかで判断をしております。
特に、やすりはその点を考慮して選定しています。やすりの種類はとにかく多い。すべてそろえる必要はないし、これは絶対必要というものもある。
ナイフは、職人が愛用している。扱いはちょっとだけ難しいかもしれない。ただ、使いこなせれば、さらに完成度はよくなることはわかっているので、揃えてみました。
道具は飾りではない。
机に並んでいると、それらしく見えるという理由で、使わない道具を並べる程無駄なものはない。
道具は自分にとっても大事なもの。
だから、ひとつひとつこだわり選んでいる。
道具が好きになるほど、使い方などを理解する事が出来る。同じ道具でもできる範囲が広がる。
そして、何よりも誰が使ったとしても、使いやすいと思ってもらえるアドバイスができるようになる。
どういう事かというと…
ヤスリの特徴と使う人のクセを調整する。これによって、誰もが使いやすいと感じるのです。
ただ、道具との相性もあるので、一概に誰ともいえない。
ただ、その人のクセに合わせた道具を用意することができる。
その人の気持ちに同化するかのように、制作を見ながら声を掛けます。
それが、自分の制作サポートの特徴のひとつです。
最後まで自分で手作りすることにこだわる

ワックスを削る時に、唯一、特殊な機械かもしれません。
『ハンドグラインダー』と呼ばれるものです。
マイクロハンドグラインダーは、数多くのメーカーから発売されています。
販売価格も数千円のものから数十万円までと、幅広くあります。
価格によって、性能は全く異なります。
ホビー用途向けは低価格帯製品が多いです。
ガラス彫刻、金属の簡単な磨き、樹脂の切削・研磨、木の切断・研磨、ネイル磨きなどにおすすめです。
ただし、パワーや使用時間などを気にする方にはおすすめできません。
セミプロ~アマチュア向けは中価格帯です。
ここから、性能性はよくなります。金属の切削や精密作業も可能になります。
回転数も自由に変える事ができます。このラインからが『マイクログラインダー』と言われます。
【サイクロンV】
【ツイスター200】
などプロ~セミプロ向けは中~高価格帯です。
上記2種の用途はすべて含まれます。
さらに、長時間の使用が可能です。
【ツイスターX】
【サイクロンZ】
RINPLAでは【ツイスターX】
魅力は、なんといってもパワーです。
ワックスなのにパワーが必要なのって思われるかもしれません。
主に穴を開けたり、側面を削ったりする時に使用します。
本当に使いやすいのは、低速回転時のパワーなのです。
たぶん、2台のマイクログラインダーを比較しないと分かりません。
なので、この場でご説明させていただきました。
具体的な作業ですが、リング用ワックスのサイズは8.5番位です。
それ以下のサイズのときには、リング用無穴を使います。
その中心に穴を開けること、また、デザインで曲線を作りたいときに使用します。
【ツイスターX】プロ~セミプロ向けですが、初めての人でもちゃんと使いこなせますのでご安心くださいね。
ワックスを削るヤスリはたくさんの種類があり、その中から初めての方でも扱いやすい、削りやすいものを厳選してご用意しております。まずは、基本となるヤスリの種類をご紹介します。
【インチヤスリ】
大きなヤスリで、柄をつけて使用します。
ヤスリ目の長さをインチで表したもので、6インチは150mmとなり14インチまであります。
【組ヤスリ】
最初から柄がついているのが普通です。
大きい順に5本組(110mm)、8本組(100mm)、10本組(85mm)、12本組(70mm)
目の粗さには、荒目、中目、油目があります。
形は断面の形状により多種ありますが、これは制作するデザインの分だけあります。
- 平
- 甲丸
- シノギ
- フジ山
- 先細
- 楕円
- 丸
- 四角
- フジ山ハラ丸
- 刀刃
- 三角
- 両甲

道具にこだわる理由。制作にこだわる理由。そして、最後まで自分で手作りすることにこだわる理由。
それは、想いをカタチにすることが大事だとわかっているからです。
手作りの魅力を最大限お伝えするなら、やはりここは妥協してはいけない。
目先の利益を追求するなら、3時間や2組同時制作も可能です。
ただ、それをするために起業したわけではないのです。
1組に1日。いや、打ち合わせを入れて2日。時に3日。
それでもその方が最後まで作り上げるなら喜んでお受けします。
成約組数や売上は影響します。ただ、そこではないのです。
1組1組の想いをしっかりとカタチにすることが、自分の使命なのです。
お互いに想いのある人たちのお役に立ちたい。
指輪とは本来そういう意味のあるものだから、婚約や結婚という大事なイベントに本当に必要とされ、感動と喜びを増やすことを時間が掛かったとしても、妥協せずに提案していきます。